{$brandData.brandNameKana} ヨシダ(YOSHIDA) サテライトサイト | Gressive

YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第49回~

デファイ インベンター YOSHIDAスペシャルの
圧倒的な存在感

2019.8.30
■ZENITH(ゼニス) ■デファイ インベンター YOSHIDAスペシャル ■95.9002.9100/76.R919

取材・文:竹石祐三 / Report & Text:Yuzo Takeishi
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano

※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

 2019年、エル・プリメロの誕生50周年という節目の年を迎えたZENITH(ゼニス)は、バーゼルワールドにおいてアニバーサリー・イヤーにふさわしい新モデルを発表した。それが、画期的な機構“オシレーター”を搭載した「デファイ インベンター」だ。YOSHIDA(ヨシダ)ではいち早く、この革新的なモデルに注目。そして「デファイ インベンター YOSHIDAスペシャル」という、まさしく“スペシャル”なタイムピースを完成させた。

世界中が注目する「デファイ インベンター」
そのスペシャルモデルの製作をいち早く依頼

「デファイ インベンター」の原型となる「デファイ ラボ」が発表されたのは2017年秋のこと。それは、世界限定10本というごくわずかな販売本数ではあったが、このとき東京・六本木の発表会場に集まったリテーラーやメディア関係者は一様にこのモデルに対する驚きを露にした。それもそのはず、「デファイ ラボ」には全く新しい調速機構である“オシレーター”が搭載されていたのだから。

 オシレーターとは、テンプやヒゲゼンマイ、アンクル、緩急針を厚さわずか0.5mmのシリコン製パーツに一体化させた独自の調速機構。毎時12万9600振動という高速振動によって精度を高め、パワーリザーブは50時間以上をマーク(「デファイ ラボ」発表時は毎時10万8000振動、パワーリザーブ60時間)。しかも、シリコン素材なので磁気の影響を受けず、注油不要でメインテナンス・フリーも実現するなど、腕時計としてはメリットばかり。当然、このような革新的機構に対し、YOSHIDAオーナー・吉田勉は人一倍興味を示す。

 それから2年後の2019年。ゼニスはオシレーターを搭載した「デファイ インベンター」をバーゼルワールドで発表する。それは、エル・プリメロが製作されてからちょうど50年という節目の年。名機の誕生から半世紀の時を経て新たに生み出された画期的タイムピースとなったわけだ。

 すでに2年前、YOSHIDAはオシレーターに注目していたため、この機構を搭載した「デファイ インベンター」の取り扱いを即座に決定するのみならず、コラボレーション・ピースの製造をも依頼する。それが2019年12月に発売を予定している「デファイ インベンター YOSHIDAスペシャル」である。


■ZENITH(ゼニス) ■デファイ インベンター YOSHIDAスペシャル ■95.9002.9100/76.R919

デファイ インベンター YOSHIDAスペシャル

ゼニス独自の調速機構“オシレーター”を搭載した2019年の新作「デファイ インベンター」。このモデルとのコラボレートをいち早く実現して誕生したのが「デファイ インベンター YOSHIDAスペシャル」だ。レギュラーモデルで象徴的だったブルーのカラーを排し、オシレーターを上下から抑えるグリッドパーツをブラックにすることで、ツートーンのクールなルックスに。これにより、チタンの約3分の1の軽さを実現した“アエロナイト”のベゼルがより一層強調されているのも特筆だ。
■95.9002.9100/76.R919 ■44mm ■チタンケース ■ブラックファブリック×ブラックラバーストラップ ■自動巻き ■5気圧防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定100本

■ZENITH(ゼニス) ■デファイ インベンター YOSHIDAスペシャル ■95.9002.9100/76.R919

ケースバックはシースルー仕様で、その内部にはゼニスのアイコンであるスターをかたどったローターが見える。また裏蓋には「YOSHIDA 100 PIECES EDITION」の刻印が施される。

ツートーンの構成がクールな
「デファイ インベンター YOSHIDAスペシャル」

「デファイ インベンター」が掲げるのは、“革新的なエンジンを包むコンテンポラリーなデザイン”。オープンワークのダイアルからはキャリバー9100が高振動で激しく動く様子が眺められ、しかもブラッシュ仕上げのチタン製ケースにアルミニウムの合成素材である“アエロナイト”のベゼルを組み合わせたデザインは、実に独創的なものだ。

 このデザインをベースに、「デファイ インベンター YOSHIDAスペシャル」はより洗練されたルックスを実現。特徴的なダイアルのグリッドパーツをレギュラーモデルのブルーからブラックに変更し、ストラップもブラックファブリックを施したラバーストラップを採用した。これにより、ブラックとシルバーのモノトーンでまとめられた、クールな佇まいが印象的な1本に仕上がっている。とりわけ、グリッドパーツをブラックに変えたことで、独特な質感を持ったアエロナイト・ベゼルの存在感が際立って見えるのは、スペシャルモデルの大きな魅力と言えるだろう。


■ZENITH(ゼニス) ■デファイ インベンター YOSHIDAスペシャル ■95.9002.9100/76.R919

「デファイ インベンター YOSHIDAスペシャル」は限定100本が販売される。それまでのスペシャルモデルが数十本であることを考えると、YOSHIDAがこのモデルに対し、いかに注力しているかがうかがえる。

洗練を極めたゼニスの複雑機構4選

STORE INFO
店舗情報

CONTENTS LIST

【 連載コラム 】

ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。

COPYRIGHT (C) Gressive ALL RIGHTS RESERVED.