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YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第260回~

流行に左右されないブルガリの
イタリアンスタイル

2023.9.15
■BVLGARI(ブルガリ) ■オクト ローマ オートマティック ■103739 / 103740 / 103738

編集・文:戸叶庸之 / Edit & Text:Tsuneyuki Tokano

※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

 ジュエリーのみならず、ウォッチメイキングの世界においても独自のイタリアンスタイルを発信し続けるブルガリ(BVLGARI)から、時計店YOSHIDA(ヨシダ)が選んだ注目モデル6本をお届けしよう。

「オクタゴン」を再定義した
ブルガリのメンズウォッチ

 2012年のデビュー以来、ブルガリが考えるメンズウォッチの理想を体現し続ける「オクト ローマ」。2023年の新作では、永遠の都ローマにオマージュを捧げたオクタゴン(八角形)のスタイルを再定義した。

 オクタゴンは、パンテオン神殿などの有名な建造物に見られるイタリアの建築の歴史を物語るモチーフだ。「オクト ローマ」ではオクタゴンとラウンドシェイプを融合させることによって洗練されたケースデザインを披露。ベゼルの内側にオクタゴンリングとファセット加工を施したラグと組み合わせることで相乗効果が生まれている。リュウズはケースデザインの一部であり、シームレスにデザインに組み込まれている。耐久性を持つケースはねじ込み式のリュウズを採用。水深100mの防水性能を備えている。

「オクト ローマ」の新モデルでは、現代のライフスタイルに対応するカジュアルシックなデザインは、カジュアルからフォーマルなシーンまで現代のファッションにフィットする。好みに合わせてダイヤルカラーを選べばより一層体感できるはずだ。


■BVLGARI(ブルガリ) ■オクト ローマ オートマティック ■103739

オクト ローマ オートマティック

時・分・秒の3本の針と日付表示を備えた「オクト ローマ 」のスタンダードモデル。自動巻きムーブメントCal.BVL191は約42時間のパワーリザーブを保持する。クルドパリの模様がもたらされたダイヤルは、このブルーのほかに、アンスラサイト、ホワイトの3色の展開がある。

■103739 ■41mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット(ブルーのラバーストラップが付属) ■自動巻き ■100m防水 ■¥1,111,000(税込)


■BVLGARI(ブルガリ) ■オクト ローマ クロノグラフ ■103471

オクト ローマ クロノグラフ

ケース径が1mm大きなクロノグラフはより一層精悍な顔立ちに映る。自動巻きムーブメントCal.BVL399は約42時間、防水性能は100m防水と実用性も申し分ない。ダイヤルカラーは、アンスラサイトとブルーの用意がある。

■103471 ■42mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット(ブラックのラバーストラップが付属) ■自動巻き ■100m防水 ■¥1,386,000(税込)

極薄ケースにロングパワーリザーブを備えた
「オクト フィニッシモ」の最新作

 わずか10年足らずで薄型腕時計の世界記録を8度も塗り替えたブルガリが誇るアイコニックなコレクション「オクト フィニッシモ」。

 2022年に発表されたスケルトンウォッチ「オクト フィニッシモ スケルトン エイトデイズ」は、わずか5.95mm厚の18Kピンクゴールドケースと約8日間のパワーリザーブを両立させた意欲作だ。7時30分の位置に配したスモールセコンドのインジケーターは、ダイヤルデザインの絶妙なアクセントになっている。

 2023年の新作では、新たにチタンケースを採用しつつ、同素材のブレスレットを組み合わせたモノトーンのバージョンが登場。前作とはまったく違う印象に仕上げている。極薄の自社製自動巻きムーブメントCal.BVL199 SKは健在。パワフルなムーブメントの動きからはブルガリの驚異的なウォッチメイキングの一端が垣間見れる。


■BVLGARI(ブルガリ) ■オクト フィニッシモ スケルトン エイトデイズ ■103610

オクト フィニッシモ スケルトン エイトデイズ

チタンケース&ブレスレットに採用したことでスタイルを刷新。スケルトンダイヤル、約8日間のロングパワーリザーブに加え、「オクト フィニッシモ」らしいクールな表情を手にした新定番に仕上げている。

■103610 ■40mm ■チタンケース&ブレスレット ■手巻き ■30m防水 ■¥4,180,000(税込)


伝説的な「セルペンティ」のコレクションが
モダンに生まれ変わる

 2019年に待望の復活を遂げたイタリア語で「蛇」を意味するレディスコレクション「セルペンティ」。ブルガリのジュエラーとしての実力が遺憾なく発揮されており、多彩なバリエーションが展開されている。

「セルペンティ セドゥットーリ」から登場したブラックDLCのステンレススチール製のケース&ブレスレット、ダイヤ入りのローズゴールドのベゼルのハーモニーによって、エレガンスと官能性な雰囲気を備えたプレシャスなモデルが登場。第二の皮膚のように感じられるしなやかな装着感もジュエラーならではの素晴らしい仕事である。

 ステンレススチールや18Kピンクゴールドとグリーンダイヤルとのコントラストが美しいこちらのモデルを見れば分かるように、「セルペンティ セドゥットーリ」は素材や色使いの違いによって様変わりさせることができる。ブルガリの時計工房にて命を吹き込まれたタイムピースは流行に左右されない魅力を放っている。


■BVLGARI(ブルガリ) ■セルペンティ セドゥットーリ ■103706

セルペンティ セドゥットーリ

「セルペンティ」ならではの唯一無二のフォルムとブラックDLC加工のステンレススチールケース&ブレスレットを融合させたモダンなコレクション。

■103706 ■33mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット(ブラックDLC加工) ■クォーツ ■30m防水 ■¥1,804,000(税込)


■BVLGARI(ブルガリ) ■セルペンティ セドゥットーリ ■103526

セルペンティ セドゥットーリ

メンズウォッチでは見られないカラーダイヤルと素材のコンビネーション。これひとつが備わるだけで腕元の印象はもちろん、コーディネートが生まれ変わる。つまり、ジュエリーモデルならではの魅力が堪能できる1本として楽しみたい。

■103526 ■33mm ■ステンレススチール×18Kローズゴールドケース&ブレスレット ■クォーツ ■30m防水 ■¥2,057,000(税込)

「光」をテーマにした日常使いに適した
レディスウォッチ

 2021年に始まったレディスコレクション「ルチェア インタルシオ」は、光を捉えて時間の経過を知らせる古代ローマを起源とする日時計にオマージュを捧げている。ブルーやピンクのカラーは、「光」というテーマからローマの空の輝きを表現しており、ダイヤルの素材は光を捉えて輝きが増す素材が選ばれている。

 こちらのブルーアベンチュリンで構成されたダイヤルは、コレクションにさらなるジュエリー感を与えている。ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドをあしらったベゼルやインデックス、カボションカットのシンセティックルベライトとダイヤモンド各1石をあしらったステンレスススチール製リュウズは、決して華美にならないバランスで整えられている。それゆえ、デイリーユースに適したコレクションに仕上がっている。


■BVLGARI(ブルガリ) ■ルチェア インタルシオ ■103620

ルチェア インタルシオ

日常使いしやすいラウンドウォッチとして人気を集める「ルチェア インタルシオ」。光の輝きをイメージしたデザインおよび装飾は幅広いファッションに寄り添ってくれる。このほかに28mm径のバージョンや、マザーオブパールに取り入れた「インタルシオ」と呼ばれる透かし彫りの技法を駆使したピンクのダイヤルもあり、全4モデルの用意がある。

■103620 ■33mm ■ステンレススチールケース ■アリゲーターストラップ ■クォーツ ■50m防水 ■¥1,727,000(税込)

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【 連載コラム 】

ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。

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