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YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第38回~

タグ・ホイヤー カレラ2019年新作から読む革新性

2019.6.14
■TAG Heuer(タグ・ホイヤー) ■タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T トゥールビヨン ナノグラフ ■CAR5A8K.FT6172

文:竹石祐三 / Text:Yuzo Takeishi
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano

※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

 TAG Heuer(タグ・ホイヤー)から2015年に発表された「ホイヤー01」を筆頭とする数々のタイムピースにYOSHIDAは衝撃を受ける。その最大の理由は、タグ・ホイヤーの持つ革新性だ。そして2019年、進化の歩を止めないタグ・ホイヤーは「オータヴィア アイソグラフ」と並び、もうひとつ革新的なモデルを発表した。「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T トゥールビヨン ナノグラフ」である。

YOSHIDAに衝撃を与えた
カレラ キャリバー ホイヤー02T

 2019年のバーゼルワールドにおける大々的な「オータヴィア アイソグラフ」の発表から遡ること約2ヶ月前、タグ・ホイヤーはスイスで開催されたジュネーブウォッチフェアで、ひとつの先進的なタイムピースを披露した。それが「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T トゥールビヨン ナノグラフ」。2016年に発表され、その後も多彩なバリエーションを展開する「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T」をさらに進化させたモデルだ。

 当時、このモデルは大きな話題となった。フライングトゥールビヨンにクロノグラフ、COSC公認クロノメーター、そして12体構造のチタンケースといった機構や性能を盛り込みながらも200万円を大幅に下回るプライスを実現していたからだ。しかも、ダイアルはフューチャリスティックな雰囲気を感じさせるオープンワーク。革新的な姿勢を掲げ続けるタグ・ホイヤーにふさわしいデザインは、YOSHIDAはもちろん、多くの顧客の琴線に触れるものであった。現在、YOSHIDAが「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー04T YOSHIDA SPECIAL」を発売しているのは、その証左と言えよう。

■TAG Heuer(タグ・ホイヤー) ■タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T トゥールビヨン ナノグラフ ■CAR5A8K.FT6172

タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T トゥールビヨン ナノグラフ

COSC公認の自動巻きトゥールビヨン・クロノグラフムーブメントを搭載し、ヒゲゼンマイには世界初のカーボンコンポジット素材を採用した、タグ・ホイヤーのネクスト・ジェネレーションモデル。ブラックPVD加工が施されたチタンケースとネオングリーンの挿し色が、近未来的な印象を醸している。
■CAR5A8K.FT6172 ■45mm ■ブラックPVDチタンケース ■ブラックカーフ×ブラックラバーストラップ ■自動巻き ■100m防水

 そして、2019年に発表された「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T トゥールビヨン ナノグラフ」は、その最進化形にあたるモデルだ。最大の特徴は、このタイムピースに搭載されている自社製ムーブメントに、世界初となるカーボンコンポジット製のヒゲゼンマイを採用している点。この連載コラムでも紹介した2019年の新モデル「オータヴィア アイソグラフ」にも用いられている最先端のパーツである。


TAG Heuer(タグ・ホイヤー) カーボンコンポジット製ヒゲゼンマイ

軽量なので重力や衝撃からの影響を受けにくく、また完全な同心円状の振動によって精度向上も実現したカーボンコンポジット製ヒゲゼンマイ。すでに量産体制に入っているが、今後はさらなる生産性の向上を目指し、あらゆるモデルに採用していくという。

タグ・ホイヤーの革新性を象徴する
カーボンコンポジット製ヒゲゼンマイ

「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T トゥールビヨン ナノグラフ」の特徴は先進的パーツのみにとどまらない。従来のモデル同様、この新作でもタグ・ホイヤーの革新性を表現するデザインにまとめている。オープンワークのフェイスから覗くのは、多層構造のダイアルとムーブメントが組み合わさったメカニカルなデザインワーク。そして地板には、サンドブラスト加工とサテン仕上げによって美しいコントラストを放つヘキサゴン(六角形)パターンも確認できる。

 これは、ナノスコピック(1/1,000,000mm)の原子が結合して形成されるというカーボンコンポジット素材の特徴をグラフィカルに表現したもの。同様のパターンはケースバックから覗くローターにも施されており、カーボンコンポジット製ヒゲゼンマイがタグ・ホイヤーの革新を象徴する新たなピースとなったことを感じさせてくれる。

 取り扱いをスタートしてからすぐにYOSHIDAが実感したタグ・ホイヤーの革新性。それは「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T トゥールビヨン ナノグラフ」でもしっかりと継承されており、YOSHIDAは引き続きタグ・ホイヤーに注目している。


  • ■TAG Heuer(タグ・ホイヤー) ■タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T トゥールビヨン ナノグラフ ■CAR5A8K.FT6172
  • ■TAG Heuer(タグ・ホイヤー) ■タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T トゥールビヨン ナノグラフ ■CAR5A8K.FT6172

オープンワークのダイアルから覗く地板には、カーボンコンポジット素材の原子結合を表現したヘキサゴンパターンが。このパターンはローターにも描かれるなど、デザイン面でもこの革新的素材をアピールしている。

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