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YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第152回~

新たなる時計黄金時代を牽引する
パテック フィリップのコンプリケーション

2021.8.20
■PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ) ■永久カレンダー搭載クロノグラフ ■5270P

文:名畑政治 / Text:Masaharu Nabata
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano

 1980年代半ば過ぎに始まり1990年代に本格化した機械式高級時計再評価の機運。これにより、かつて“腕時計の黄金時代”と呼ばれた1940~60年代以上に、多数の機能を搭載するコンプリケーション・ウォッチ(複雑時計)が数多く生産されるようになった。そして、この分野での第一人者と呼べるのがジュネーブの老舗ウォッチメゾンであるパテック フィリップ。東京の名店YOSHIDAにずらりと揃えられたパテック フィリップのコンプリケーテッド・ウォッチを紹介しよう。

希少性も見逃せないプラチナ仕様の永久カレンダー

 1925年、パテック フィリップは婦人用のペンダントウォッチのために製作されたムーブメントをベースとして、世界で初めて4年に1度の閏年も含め、修正なしで正しい日付や曜日、月を示す永久カレンダー機構を搭載する腕時計「No. 97 975」を製作した。このモデルは12時位置に曜日、3時位置にムーンフェイズ・インジケーター、6時位置に月、9時位置にスモールセコンドのインダイアルを装備し、日付は文字盤外周に印字された赤い数字をセンターから伸びる針で示すポインターデイト表示を装備していた。

 その後、1941年にパテック フィリップは永久カレンダーの本格生産を開始し、数々の名作・傑作の開発に成功。その名声をさらに高めたのである。

 ここで紹介する「永久カレンダー Ref.5270P」は、永久カレンダーに加え、経過時間の計測が可能なクロノグラフも搭載するグランド・コンプリケーション(超複雑時計)。いわゆる“横三つ目”と呼ばれる、インダイアルが3時・6時・9時に並んだ端正なダイアル・レイアウトを特徴とするバランスに優れた文字盤を特徴とし、複雑な表示機能を見やすく配置されている点にパテック フィリップの長いの経験がいかされている。

 しかも、このリファレンス番号からわかるように、末尾の「P」はプラチナケースを表すもの。この初のプラチナ仕様は極めて希少なモデルとなっている。


■PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ) ■永久カレンダー搭載クロノグラフ ■5270P

永久カレンダー搭載クロノグラフ

曜日、月、閏年、昼夜の別を表示し、月の満ち欠けを示すムーンフェイズ表示を備える永久カレンダーとクロノグラフ機構を統合したグランド・コンプリケーション。文字盤外周部には1kmの走行時間を計測して平均速度を割り出すタキメーターが印字されている。

■5270P ■41mm ■プラチナケース ■アリゲーターストラップ ■手巻き ■3気圧防水 ■価格要お問い合わせ

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スッキリした文字盤の高い視認性
実用性にも優れる永久カレンダー

 コンプリケーション(複雑時計)というと、どうしても文字盤いっぱいに配置された、文字通り複雑な表示機能を思い浮かべる。しかし、このパテック フィリップの永久カレンダー「Ref.5320」をご覧いただきたい。確かに曜日、月、日付、ムーンフェイズ、閏年、昼夜などの数々の表示機能が搭載されていはいるが、非常にスッキリと配置され、読み取りにくさは微塵も感じられない。

 実はこれこそがパテック フィリップの真骨頂。たとえどんなに複雑な機能が搭載されていても、時刻の表示やカレンダー表示の読み取りやすさという本来の機能を決しておろそかにせず、確かな視認性を確保するのが彼らの方法論である。

 しかも立体的なアラビア数字のインデックスと針には蓄光塗料が塗布され、暗い場所や夜間でもはっきりと時刻を読み取ることができる。

 エレガントでありながら、スポーツウォッチにも通じる実用性の高さ。ここに感嘆せざるを得ないのだ。


■PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ) ■永久カレンダー ■5320

永久カレンダー

曜日と月を12時位置の窓で示し、日付とムーンフェイズを6時位置のインダイアルで、その両側に閏年(右)と昼夜(左)を示す小窓を備えるシンプル・デザインの永久カレンダー。1940~50年代のミュージアム・ピースを範とするステップ入りベゼルとラグが印象的。

■5320 ■40mm ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■3気圧防水 ■価格要お問い合わせ

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年に一度の修正で正しく表示する
利便性に優れた年次カレンダー

 1996年にパテック フィリップが特許を取得し「年次カレンダー」を世に送り出すまで、1年に1度の修正で正しい暦を表示する便利なカレンダーウォッチはなかった。

 この大発明によりパテック フィリップは年次カレンダーという分野を確立。その後、この機構の便利さが知られるにつれ、追従するモデルがいくつも誕生した。

 しかし、このような利便性の高さだけでなく、パテック フィリップの年次カレンダーを代表する「Ref.5396」は、とかく煩雑になりがちなカレンダーの表示を文字盤に整然と配置し、一種の風格と優雅ささえ表現することに成功。その凛とした佇まいは、何者にも代えがたい魅力を発散する。

 その魅力の原点が、1932年に最初のモデルが登場した「Ref.96」、いわゆる「カラトラバ」のデザインである。

“究極のラウンド型ウォッチ”と言われる「カラトラバ」を原点とする流麗なフォルム。文字盤に配置されたペンシル型のバーインデックスと鋭い先端をもつドーフィンハンドというコンビネーションは完璧以外の何物でもない。


■PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ) ■年次カレンダー ■5396

年次カレンダー

12時位置から下に向かい、曜日と月の窓、時分針、24時表示とムーンフェイズ、日付の表示窓の順で一直線に並べた年次カレンダー。カラトラバ・スタイルの端正なケースとダイアルがカレンダー表示と見事に融合している。

■5396 ■38.5mm ■18Kローズゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■3気圧防水 ■価格要お問い合わせ

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冒険心を刺激する
タフな航空用デュアルタイム・ウォッチ

 今や現代人にとって世界各国の異なる地域の時刻を表示する腕時計は必需品となりつつある。そのようなモデルを「ワールドタイム」あるいは「GMT」と呼ぶが、パテック フィリップは19世紀末から、このようなマルチプル・タイムゾーン・ウォッチの研究開発に熱心に取り組んできたという歴史がある。

 そのひとつの成果として誕生したのが2015年に発表された「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム Ref.5524」。

 このモデルは「カラトラバ」という名称からわかるように腕時計の基本スタイルであるラウンド型を採用。そこに1930年代のパイロット・ウォッチにインスパイアされたブラックダイアル+ボールドなアラビア数字インデックスを配置している。

 そして、当時の航空用腕時計と同じく、インデックスとスケルトン・スタイルの針にはたっぷりと蓄光塗料が塗られており、夜間での視認性を確保しているのだ。

 このミリタリー・ウォッチにも共通するタフな外観をさらに盛り上げるのが、パテック フィリップとしては珍しいカーフスキンを用いたストラップ。このストラップには白い糸で手縫いのステッチが施されており、一味違うパテック フィリップのワイルドな一面を垣間見ることができる。


■PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ) ■カラトラバ・パイロット・トラベルタイム ■5524

カラトラバ・パイロット・トラベルタイム

タフで視認性に優れるパイロットウォッチのデザインを取り入れたセカンドタイムゾーン表示機能搭載モデル。簡単な操作で出発地(自国)と現地(旅先の国や地域)の時刻を表示可能。現地の日付を6時位置のインダイアルで表示し、出発地と現地の昼夜を小窓で示す。

■5524 ■42mm ■18Kホワイトゴールドケース ■カーフスキンストラップ ■自動巻き ■6気圧防水 ■価格要お問い合わせ

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日常生活にも活躍する
ロマンティックなムーンフェイズ

 1年に1度、2月から3月に移る時だけ修正すれば、あとは正しくカレンダーを表示する年次カレンダーは誰にとっても便利な機能だ。この年次カレンダー機能に加え、女性に人気の高いムーンフェイズ表示を統合し、さらにケース全体にダイヤモンドをセッティングしたモデルが、この「Ref.4948」である。

 その傑出した美しさはご覧の通り。文字盤はバリ島で産するマザー・オブ・パール(真珠母貝)が用いられ、これに立体的なゴールド製のアラビア数字インデックスを植字することで、レディース・モデルならではの魅力と高い視認性を両立させている。

 また、この白く輝くケースと文字盤を一層、引き立てるのが美しいグラデーションに彩られたペール・グレーのアリゲーター製ストラップ。この絶妙な色合いなくして「Ref.4948」を語ることはできないと思えるほどの、完璧なマッチングである。


■PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ) ■年次カレンダー ■4948

年次カレンダー

18Kホワイトゴールド製のケース、ベゼル、ラグに合計347個(約2.65カラット)、リューズに14個(約0.06カラット)、ピンバックルに27個(約0.21カラット)のダイヤモンドをセッティングしたハイ・ジュエリー仕様。

■4948 ■38mm ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■3気圧防水 ■価格要お問い合わせ

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人気のムーンフェイズに特化した
ラグジュアリーなタイムピース

 今から20年ほど前、機械式時計が再評価され、各ブランドから機械式腕時計が次々に誕生した頃、これを愛好するのは男性が中心で婦人用モデルはクォーツが主流だった。

 しかし機械式時計の人気が定着するにつれ、女性からも機械式モデルへの欲求が高まり、次第にこれに対応するモデルが生産されるようになっていった。

 そんな婦人用機械式時計の中でも、特に人気が高いのが月の満ち欠けを示すムーンフェイズ・インジケーター搭載モデル。古来から月の運行は我々の生活に多大なる影響を及ぼすことが知られており、その満ち欠け、すなわち月齢を知ることは、生活のリズムを整える点でも有効性があるといわれている。

 このムーンフェイズ・モデルの「Ref.7121」は、時分針とスモールセコンドにムーンフェイズ・インジケーターを加えた“シンプル”なコンプリケーション。小型の懐中時計にストラップを取り付けるラグを取り付けた、いわゆる“オフィサー”スタイルのエレガントなラウンドケースを採用し、そのベゼルにはまばゆい輝きを放つダイヤモンドが隙間なく敷き詰められている。


■PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ) ■ムーンフェイズ ■7121

ムーンフェイズ

我々の生活に多大な影響を及ぼす地球の衛星である月。その満ち欠けの様子を6時位置のインダイアルで表示するムーンフェイズ・インジケーター搭載のラグジュアリーなモデル。ベゼルには66個のダイヤモンド(約0.52カラット)がセットされている。

■7121 ■33mm ■18Kイエローゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■手巻き ■3気圧防水 ■価格要お問い合わせ

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【連載】「YOSHIDAで体験する、高級時計への旅」とは?

正規時計代理店YOSHIDA(ヨシダ)と、時計専門サイトGressive(グレッシブ)が、4名の執筆陣とともに送る連載企画。「なぜ、人は腕時計に惹かれるのか?」という普遍的なテーマのもと、名だたる一流ブランドの魅力に触れ、奥深い高級時計の世界へと誘う。

INFORMATION

YOSHIDA 東京本店

東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5
営業時間:10:00~20:00 年中無休(1月1日から1月3日までを除く)



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