パルミジャーニ・フルリエの
YOSHIDAスペシャルモデルは“カラーリング”に注目!
文:篠田哲生 / Text:Tetsuo Shinoda
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
文:篠田哲生 / Text:Tetsuo Shinoda
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昨年から展開がスタートしたパルミジャーニ・フルリエ(PARMIGIANI FLEURIER)と時計YOSHIDA(ヨシダ)とのコラボレーションによるYOSHIDAスペシャルモデル。2023年新作の見どころは、絶妙なカラーリングにある。「トンダ PF フライングトゥールビヨン」と「トンダ GT アイスブルー」について解説する。
ミュージアムピースの修復を通じて会得した時計技術をベースに、高度な機構を開発するパルミジャーニ・フルリエ。しかしその表現はこれ見よがしではなく、あくまでもエレガント。知る人ぞ知る上質なブランドというポジションを守るのであれば、派手さよりもクオリティを重視するのは当然だろう。
2021年にデビューした「トンダ PF」は、ラグジュアリースポーツウォッチのジャンルに属する時計であり、薄型ケースが特徴。「トンダ PF フライングトゥールビヨン」は2022年にデビューしたが、ケースもベゼルもブレスレットもプラチナを使用する、さりげなくリッチな時計だった。
しかしプラチナはローターの素材に用いるほど重い金属であり、いくら薄型ケースとは言えその重量はかなりのものである。だからこそ、YOSHIDAスペシャルが狙い目だ。このモデルは、ラグジュアリースポーツウォッチらしく、ケースやブレスレットにはステンレススティールを使用し、ベゼルのみプラチナ製。これは「トンダ PF」では定番の素材の組み合わせ方である。さらにダイヤルカラーにはトレンド感のあるグリーンを採用。深みのある色調なので、暗い場所ではシックに、そして明るい場所で華やかに見えるだろう。
薄型のケース、エレガントな仕上げ、高度なメカニズム、王道の素材合わせ、トレンドカラーと、様々な個性を組み合わせた「トンダ PF フライングトゥールビヨン」は、時計を深く知るほど心に染み入る魅力を持っている。
そもそもパルミジャーニ・フルリエは、クラシックなデザインを得意としていた。そんな実力派ブランドが、ラグジュアリースポーツウォッチのジャンルに参入するきっかけとなったのが、2020年にデビューした「トンダ GT」である。「トンダ PF」との違いはケースに対するコンセプトの違いにある。「トンダ PF」は薄型デザインを意識する一方で、「トンダ GT」はケースは比較的厚みをもたせるので存在感がある。またケース厚に余裕があるので、スモールセコンドやビッグデイトなどの機能面も取り入れるのも特徴だ。
YOSHIDAスペシャルモデルとして登場した「トンダ GT アイスブルー」は、ダイヤルカラーが美しい。このモデルの特徴であるクル・トリアンギュレールと呼ばれるギヨシェ彫りを施し、さらに明るくて華やかなアイスブルー色でまとめている。近年、こういった明るいブルーを特別モデルに採用するブランドが増えているが、パルミジャーニ・フルリエの場合は、YOSHIDAスペシャルモデルがその役割を果たす。遠くからでも目を惹くオーラがあるので、腕元が華やかにまとまるだろう。
トンダ GT アイスブルー
■PFS910-1020006-100182 ■42mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット(ブラックとブルーのラバーストラップ各1本が付属) ■自動巻き ■100m防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定100本 ■¥2,728,000(税込)
YOSHIDA 東京本店
東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5
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営業時間:10:30~19:30
年中無休(年末年始を除く)
名古屋 YOSHIDA
愛知県名古屋市中区栄3丁目17番17号
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営業時間:10:30~19:30
年中無休(年末年始を除く)
ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。
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