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YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第31回~

ウブロ複雑時計の立脚点
「クラシック・フュージョン」 vol.2

2019.4.26

文:田中克幸 / Text:Katsuyuki Tanaka
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano

 時計技術の到達点である複雑機構は、ブランドの価値を高めるとともに、時計界における地位を保証する必須のコレクションである。2004年にジャン-クロード・ビバー氏(現会長)とリカルド・グアダルーペ氏(現CEO)によって第2創業期を迎えたHUBLOT(ウブロ)も、同じく多彩なコンプリケーションを発表している。今回は、「クラシック・フュージョン」に該当するモデルから、その実力を検証する。

優秀な時計製造工房との密接な連携で
誕生したウブロの複雑時計開発物語

 高級機械式時計ブランドのひとつの到達点であり、そのコレクションに必須とされているのが複雑時計である。

 2005年のバーゼルワールドにおいて、ウブロが発表した「トゥールビヨン“ソロT”」。ダイアルがクル・ド・パリ仕上げで覆われた当新作こそ、前年にジャン-クロード・ビバー氏と現CEOリカルド・グアダルーペ氏により第2創業を迎えたウブロにとっての最初の複雑時計と言える。

 新しい指揮官の登場1年後に早くもトゥールビヨンか? と思われるかもしれないが、実はウブロには非常に有利なアドバンテージがあった。

 それがスイス有数の高級メゾンで培った経験と技術を元に、2004年に設立した工房「BNBコンセプト」。彼らを迎え入れたウブロは、2010年、社内に複雑時計部門を開設する。


  • スイス・ニヨンにあるウブロの本社マニュファクチュール。2015年には第2工房も新設され自社ムーブメントから新素材の開発まで余念がない。

  • 以前より協力体制にあった複雑時計開発工房「BNBコンセプト」を迎え入れ、2010年、社内に複雑時計部門を開設。

 特にニヨンのマニュファクチュールでは自社ムーブメントの開発に拍車がかかり、自社開発・製造ムーブメントの「ウニコ(UNICO)」の他、複雑時計のラインナップも目立つようになる。

「キング・パワー トゥールビヨン マニュファクチュール」、「キング・パワー トゥールビヨン GMT オールブラック」、さらに驚異の超複雑モデル「MP-05 ラ・フェラーリ」と「MP-08 アンティキティラ・サンムーン」と、たてつづけに話題作を発表するという快挙を成し遂げた。


「クラシック・フュージョン トゥールビヨン カテドラル ミニッツリピーター」に搭載されるウブロ自社開発・製造の手巻きCal.HUB8001。2種類のチャイム音が設定可能で全構成部品数は319個。これは古典時計を知り尽くしたブランドならではの発想である。

 一方「クラシック・フュージョン」では、「クラシック・フュージョン トゥールビヨン カテドラル ミニッツリピーター」が、当コレクションの複雑系では先陣を切ったモデルに入る。2014年の第2弾は同年のジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリの「ベスト・ストライキング・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、その実力のほどを見せつけた。

複雑時計のあるべき姿とは何か?
その回答をウブロのラインナップに見る

 ウブロの複雑時計で重要なのは、基本的に“地に足の着いた”コレクションを前提としている点である。

 確かに前項で述べた「MP-05 ラ・フェラーリ」のような驚異的な複雑モデルも存在するが、あくまでもベースのコレクションはトゥールビヨンやミニッツリピーターといった、誰でもが納得のいく“伝統的なコンプリケーション”で構成されている。

 これを「YOSHIDA 東京本店」の店長は「古典をよく見ている、スタンダードとは何かということを熟知している」と指摘する。ウブロ第2創業期の2004年頃といえば、それまでには存在しなかったトリッキーとも言える超複雑時計が、多くのブランドから続々とバーゼルで発表された時期。あたかも新メカニズムの実験場のようであり、これは将来的な意義はあるものの時計ユーザーの存在を置き去りにしているのではないか、という疑問も時折感じていた。


 この点においてウブロの複雑モデルは、立脚点がまったく異なっている。あくまでも時計購入者の存在を前提とした、ユーザーファーストの製品開発を根底に置いているのである。


 これらの中でも特に魅力的なのが、約5日間というロングパワーリザーブ・トゥールビヨンにフランス現代美術界の気鋭アーティスト、リチャード・オーリンスキーがデザインしたコレクションと、ベルルッティのトゥールビヨンである。

 信頼性の高い伝統的な複雑機構と異なる文化・人物・素材との融合。コンプリケーションの世界でもウブロの提唱する「The Art of Fusion(異なる素材やアイデアの融合)」の精神が貫かれている点を、多くの時計愛好家の皆さんにも楽しんで頂きたい。


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正規時計代理店YOSHIDA(ヨシダ)と、時計専門サイトGressive(グレッシブ)が、4名の執筆陣とともに送る連載企画。「なぜ、人は腕時計に惹かれるのか?」という普遍的なテーマのもと、名だたる一流ブランドの魅力に触れ、奥深い高級時計の世界へと誘う。

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営業時間:10:00~20:00 年中無休(1月1日から1月3日までを除く)



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