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YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第270回~

ウブロ×YOSHIDAのスペシャルモデル
革新のマテリアルで選ぶか、複雑機構で選ぶか?

2023.11.24
■HUBLOT(ウブロ) ■ビッグ・バン トゥールビヨン オートマティック ブラックサファイア ■429.JB.0170.RT.YOS

文:竹石祐三 / Text:Yuzo Takeishi
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano

※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

 ウブロ(HUBLOT)の革新的なウォッチメイキングをベースとしながら、“長年にわたって着用し続けられる時計”というコンセプトをもって展開される、東京・渋谷区幡ヶ谷の時計店YOSHIDA(ヨシダ)のスペシャルモデル。両社のコラボレーションがスタートして以来、毎年多くのタイムピースが発売されているが、とりわけウブロの技術力とYOSHIDAのセンスとのマリアージュを実感できるのが、革新的マテリアルを用いたモデルと、複雑機構を搭載した時計。両カテゴリーを象徴する4つのモデルを見ながら、その魅力を探っていく。

サファイアクリスタルとセラミックが魅せる
モダンで洗練されたルックス

 革新的素材の積極的な採用は、ウブロが長年にわたって推進してきたクリエイションのひとつ。これこそがウブロのタイムピースにオリジナリティを与え、世界的な支持を獲得してきた重要なファクターである。こうしたマテリアルの中でも代表的なのがサファイアクリスタルとセラミック。前者はレッドやグリーン、イエロー、パープル、オレンジといったカラーバリエーションを展開し、その透明感や輝きによって時計に華やかな表情をもたらすのみならず、優れた堅牢性によって高級時計に求められる信頼をも獲得し続けてきた。

 この素材を用いたYOSHIDAスペシャルモデルの注目作が「ビッグ・バン トゥールビヨン オートマティック ブラックサファイア」。ウブロのサファイアクリスタルの特徴でもある高い透明性を保ちつつも、クールな印象を与えるスモーキーカラーを採用したモデルで、オープンワークのダイアルに姿を現すムーブメントとの組み合わせにより、色鮮やかなカラーサファイアクリスタルモデルとはまた違う、モダンなルックスに仕上げている。


■HUBLOT(ウブロ) ■ビッグ・バン トゥールビヨン オートマティック ブラック サファイア ■429.JB.0170.RT.YOS

ビッグ・バン トゥールビヨン オートマティック ブラック サファイア

■429.JB.0170.RT.YOS ■44mm ■ブラックサファイアクリスタルケース ■ブラックスケルトンストラップ ■HUB6035自動巻きトゥールビヨン ■3気圧(30m)防水 ■YOSHIDAスペシャルモデル 限定10本 ■¥20,383,000(税込)

 一方のセラミックも、近年のウブロのコレクションでは積極的に採用されているマテリアル。レッドやブルー、イエローといったビビッドな色調のみならず、ベージュやグレーなどのペールトーンも展開し、表現の幅を広げている。しかもウブロのセラミックは仕上げにも注力しており、ポリッシュ仕上げやサテン仕上げによって軽快な色調でありながらも、高級時計に相応しい極上の艶や質感が堪能できるようになっている。

「ビッグ・バン インテグレーテッド ホワイトセラミック バゲットレインボー」はケースとブレスレットにホワイトセラミックを用いたYOSHIDAスペシャルの2023年モデル。セラミック特有の艶やかな質感によって白さがより際立った外装は、ベゼルにセットされた54個のバゲットカットカラーストーンとの絶妙なコンビネーションを見せ、軽快なトーンでまとめながらもエレガンスを感じさせてくれる。もちろん、手首に載せた瞬間に実感できる軽さや、柔らかな感触など、セラミックを用いた「ビッグ・バン インテグレーテッド」ならではの着け心地が堪能できるのも、大きな魅力である。


■HUBLOT(ウブロ) ■ビッグ・バン インテグレーテッド ホワイトセラミック バゲットレインボー ■451.HX.1120.HX.4099.YOS

ビッグ・バン インテグレーテッド ホワイトセラミック バゲットレインボー

■451.HX.1120.HX.4099.YOS ■42mm ■ホワイトセラミックケース ■ホワイトセラミックブレスレット ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造"UNICO") ■10気圧(100m)防水 ■YOSHIDAスペシャルモデル 限定18本 ■¥7,271,000(税込)

ウブロの卓越したウォッチメイキングを実感できる
ミニッツリピーターと自動巻きトゥールビヨン

 他方、ハイエンドウォッチと評されているYOSHIDAスペシャルモデルを象徴するのが、複雑機構を搭載したタイムピースの数々。とりわけミニッツリピーターは、YOSHIDAスペシャルモデルの中でも最高峰に位置付けられる存在だ。ウブロのリピーター機能は、低音を強調する構造によって余韻のある独特の音色を響かせることから時計愛好家からの定評を得ており、それはYOSHIDAスペシャルでもしっかりと踏襲されている。

 この機構をYOSHIDAスペシャルモデルが初めて採用したのは2021年のこと。しかも、デビュー直後から高い支持を獲得している「ビッグ・バン インテグレーテッド」にリピーター機能を搭載したことでも話題となった。このモデルをベースに、デザインをブラッシュアップしたのが「ビッグ・バン インテグレーテッド トゥールビヨン カテドラル ミニッツリピーター ブラックセラミック」だ。インデックスをバータイプからローマンへと変更し、さらに時分針とインデックス、ベゼルに打ち込まれたビスの色をブラックで統一したマイナーチェンジが施され、2021年リリースのモデルよりもケースとオープンワークダイアルにコントラストが生まれ、より精悍な雰囲気を放っている。


■HUBLOT(ウブロ) ■ビッグ・バン インテグレーテッド トゥールビヨン カテドラル ミニッツリピーター ブラックセラミック ■458.CX.1110.CX.YOS

ビッグ・バン インテグレーテッド トゥールビヨン カテドラル ミニッツリピーター ブラックセラミック

■458.CX.1110.CX.YOS ■43mm ■ブラックセラミックケース ■ブラックセラミックブレスレット ■HUB8001手巻きトゥールビヨン ■3気圧(30m)防水 ■YOSHIDAスペシャルモデル 限定15本 ■¥42,218,000(税込)

 革新的マテリアルと並び、搭載されるムーブメントもウブロの卓越した開発力を示す要素。自社開発・製造の自動巻きクロノグラフムーブメント“UNICO”や約10日間のパワーリザーブのメカ-10、7つの香箱を一列に配置して約14日のパワーリザーブを実現するMP-11に加え、自動巻きトゥールビヨンもそのひとつだ。ウブロは2007年に初めてトゥールビヨンを発表し、それから15年以上にわたる研究・開発で蓄積された技術によって、約72時間のパワーリザーブを備えた自動巻きトゥールビヨンを完成させた。

 この伝統的な複雑機構を搭載したYOSHIDAスペシャルモデルの2023年モデルが「ビッグ・バン トゥールビヨン オートマティック チタニウム セラミック」だ。搭載される自動巻きトゥールビヨンHUB6035は、オープンワークのダイアルから精緻なメカニズムをしっかりと確認できるスケルトン仕様。しかもセラミック製ボールベアリングによって巻き上げ効率を高めたマイクロローターを12時位置に配置し、6時位置には同サイズのトゥールビヨンをレイアウトすることで、均整のとれたデザインに仕上げている。一方の外装は、ケースにチタニウム、ベゼルにブラックセラミックを採用。異素材を融合させながらも、それぞれにサテン仕上げを施すことでデザインに統一感を持たせつつ、HUB6035の存在感を強調するデザインワークも実に見事だ。

 革新のマテリアルか、それとも複雑機構か──。YOSHIDAの店頭で実物を手にし、どちらのカテゴリーがより魅力的かを、ぜひその目で確かめてほしい。


■HUBLOT(ウブロ) ■ビッグ・バン トゥールビヨン オートマティック チタニウム セラミック ■429.NM.0170.RX.YOS

ビッグ・バン トゥールビヨン オートマティック チタニウム セラミック

■429.NM.0170.RX.YOS ■44mm ■チタニウムケース&ブラックセラミックベゼル ■ブラックラバーストラップ ■HUB6035自動巻きトゥールビヨン ■3気圧(30m)防水 ■YOSHIDAスペシャルモデル 限定33本 ■¥14,267,000(税込)

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【 連載コラム 】

ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。

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