独創的なクリエイションで先鋭感を高めた
ウブロ2023年新作6選!
文:竹石祐三 / Text:Yuzo Takeishi
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
文:竹石祐三 / Text:Yuzo Takeishi
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「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2023」で発表された多彩な新作モデルが話題となっているウブロ(HUBLOT)。そのなかでも、革新的なマテリアルを採用しているモデル、高いジュエリーセッティングの技術を取り入れたモデルなど、ウブロらしいクリエイションが光る厳選6モデルを紹介していこう。
ブランド創設から40年以上の時を経て、ウブロが初めて手掛けたスクエアモデルが2022年に発表された「スクエア・バン ウニコ」。存在感のあるスクエアフォルムはもちろんのこと、自社開発・製造の“UNICO”(Cal.HUB1280)を可視化させ、しかも円形のムーブメントとスクエアケースとの組み合わせによって生じるスペースを上手く活用したデザインに仕上げた、ウブロのブランドコンセプト「The Art of Fusion(異なる素材やアイデアの融合)」を堪能できるクリエイションだ。
そして2023年、ウブロは早くも、この「スクエア・バン ウニコ」のラインナップを拡充させ、コレクションの強化を図った。そのひとつが「スクエア・バン ウニコ ホワイトセラミック」で、モデル名が示すとおり、ケースにはブランドを代表する革新的マテリアル、カラーセラミックを採用。すでにウブロでは、このカラーセラミック素材を用いた複雑形状のタイムピースを数多く手掛けているが、その技術力は本作でも如何なく発揮され、エッジと曲面が巧妙に組み合わされた魅力的なモデルに仕上げている。
もうひとつが「スクエア・バン ウニコ キングゴールド ジュエリー」で、こちらはウブロの独自素材である赤味が美しい18Kキングゴールドをケース素材に用い、さらにはベゼルにバゲットカットのダイヤモンドを50個、ケースに94個のダイヤモンドをセットした豪奢なモデル。“UNICO”の全容を露わにしたオープンワークのダイアルと、繊細なジュエリーセッティングとのコンビネーションもユニークで、ウブロの独創性を実感できるだろう。
スクエア・バン ウニコ ホワイトセラミック
■821.HX.0170.RX ■42mm ■ホワイトセラミックケース ■ホワイト×ブラックラバーストラップ ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造"UNICO") ■10気圧(100m)防水 ■¥3,762,000(税込)
1980年の創業以来、革新性を追求し続けてきたウブロのアイデンティティーを体現するモデルが「ビッグ・バン インテグレーテッド トゥールビヨン フルカーボン」。ケースとブレスレットに一体感を持たせた「ビッグ・バン インテグレーテッド」をベースとしながら、ケース素材にカーボンファイバーとテキサリウムを採用し、さらに複雑機構であるトゥールビヨンとマイクロローターを搭載した、新たなる傑作だ。
搭載するのは、自社製の自動巻きトゥールビヨンムーブメントHUB6035。トゥールビヨンは透明なサファイアクリスタル製ブリッジで覆われたプレートに組み込まれ、宙に浮いているかのような視覚効果をもたらしている。そして何より、このモデルを魅力的なものにしているのが、カーボンファイバー&テキサリウム製のケースとブレスレットだ。
テキサリウムはグラスファイバーにアルミニウムの薄膜を施した複合素材。特殊な樹脂で加工することで耐衝撃性を高めたグラスファイバーと、純度99.99%のアルミニウムによって耐傷性を確保。そこに耐久性と軽さを兼ね備えたカーボンを組み合わせることで、優れた堅牢性とわずか68gという圧倒的な軽さを実現している。そのため実際に手首に乗せてみると、まるで時計を着けていないかのような、ふわりとした感覚が得られる。しかもテキサリウム、カーボンともに加工が困難な素材ではあるものの、ウブロでは1本ずつ機械加工と仕上げを行うことで、高級時計にふさわしいクオリティに。その驚くべき質感と着用感は、YOSHIDA(ヨシダ)の店頭で手に取って確かめてほしい。
2017年にスタートした、ウブロとフランスの現代アーティスト、リチャード・オーリンスキーとのコラボレーションモデル「クラシック・フュージョン オーリンスキー」。このモデルは、オーリンスキーのアート作品の特徴であるファセットカットを大胆に施し、時計をアートオブジェへと進化させた一本。誕生から8年目を迎えた現在も高い支持を獲得している。
その最新作「クラシック・フュージョン クロノグラフ オーリンスキー チタニウム」は、マイクロブラスト加工のチタニウムをケースに採用したモデル。ケース全体がマイクロブラスト加工によってマットな質感を放っており、従来のポリッシュ仕上げのモデルとはまた異なる、モダンな表情を生み出している。クロノグラフ機能を追加したことでダイアルのファセットはなくなっているものの、それゆえに、マットなケースに施されたファセットカットの存在感がより際立っている。
トノー型ケースを採用した「スピリット オブ ビッグ・バン」はそのプロポーションのみならず、革新的なマテリアルを採用したり、ダイヤモンドをセットしたりすることで、圧倒的な存在感を放ってきたコレクション。これまでは42mmを筆頭に、女性には39mmのモデルも提案されてきたが、2023年は新たに32mmケースの3針モデルがラインナップに加えられた。
なかでも目を惹くのが、ステンレススチール製のケースにダイヤモンドをセットした「スピリット オブ ビッグ・バン スチール ホワイト ダイヤモンド」と「スピリット オブ ビッグ・バン スチール パヴェ」の2モデル。前者はベゼルに44個のダイヤモンドをセットしたモデルで、マットホワイトのダイアルとホワイトラバーのストラップを組み合わせることで、甘くなりすぎず愛らしいルックスに。一方の後者は、ベゼルに44個、ケースに96個のダイヤモンドをセット。マットブラックのダイアルを用いたことで、エレガントな雰囲気を漂わせている。39mmと32mm、2種類のサイズから選べるようになったのは女性にとって嬉しいニュースだろう。
スピリット オブ ビッグ・バン スチール ホワイト ダイヤモンド
■682.SE.2010.RW.1204 ■32mm ■ステンレススチールケース ■ホワイトラバーストラップ ■HUB1120自動巻き ■10気圧(100m)防水 ■¥2,255,000(税込)
スピリット オブ ビッグ・バン スチール パヴェ
■682.SX.1170.RX.1604 ■32mm ■ステンレススチールケース ■ブラックラバーストラップ ■HUB1120自動巻き ■10気圧(100m)防水 ■¥3,157,000(税込)
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ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。
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