YOSHIDAが今、レコメンドする
ウブロのエレガントピース 7モデル
文:竹石祐三 / Text:Yuzo Takeishi
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
文:竹石祐三 / Text:Yuzo Takeishi
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毎年、数多くの独創的タイムピースを発表し、時計愛好家のみならず、幅広いファンを獲得しているウブロ(HUBLOT)。とりわけYOSHIDA(ヨシダ)では、長年にわたってウブロに注力している。多彩なラインナップのなかでも、この秋、YOSHIDAが特にレコメンドする7モデルを、それぞれの魅力を交えながら紹介していこう。
これまでにない手法を用いてパワーリザーブを表示するべく、地板の代わりに長いブリッジをレイアウト。ウブロが自社開発・製造する「ウニコ」ムーブメントとは異なるアプローチで設計されたのが、メカ-10だ。このムーブメントを搭載する「ビッグ・バン メカ-10 ブラックマジック」は、ケースとベゼルにマイクロブラスト加工とポリッシュ仕上げを組み合わせたブラックセラミックを採用し、メカ-10特有のパーツレイアウトが魅せる立体的な表情を、より際立たせたモデルとなっている。
6本のビスを打ち込んだベゼルや、ケース左右に張り出したタブなど、外装は他の「ビッグ・バン」と同じだが、オープンワークのダイアルから眺められるメカニカルなデザインが、このモデルならではの魅力を放っている。さらにネーミングが示すとおり、ムーブメントは約10日間のパワーリザーブを有しており、ルックスのみならず、実用面でもファンのハートを掴む仕上がりだ。
2022年に発表されたコレクションのひとつで、とりわけ大きな話題を呼んだのが「スクエア・バン ウニコ」。1980年の創業から40年以上が経過しているウブロだが、スクエアウォッチの展開はブランド初。しかも、そのルックスはウブロらしさに満ちあふれており、注目を集めるのも当然だろう。
スクエア型はウブロのコレクションにおける第4のフォルム。搭載するムーブメントは、自社開発・製造のクロノグラフムーブメントであるウニコ(Cal.HUB1280)だ。円形のムーブメントをスクエアのケースに収めれば当然、余分なスペースが生まれてしまうが、ウブロはこれまでの「ビッグ・バン ウニコ」と同様の、オープンワークのダイアルデザインを採用。それでいてデッドスペースを感じさせないデザインの具現化に成功、ウブロの卓越したクリエイションに驚かされる。
手首に乗せてみると、ウブロらしいルックスでありながら、新鮮味が溢れ出ている。とりわけ「スクエア・バン ウニコ チタニウム セラミック」は、サテン&ポリッシュ仕上げのチタニウムケースとブラックセラミックベゼルとのコンビネーションがインダストリアルな雰囲気を強調。男心を存分に刺激してくれる。
メカニカルで独創的なデザインを強みとする一方で、ウブロのエレガンスを体現するのが、ケースやベゼルにプレシャスストーンをセットしたタイムピース。とりわけ近年のウブロは、さまざまなプレシャスストーンでレインボーカラーを表現したモデルが話題を呼んでいるが、ここに紹介する2022年の新作「スピリット オブ ビッグ・バン チタニウム フルパヴェ」もまた、豪奢な佇まいとジェムセッティングの技術を堪能できるエレガントピースだ。
ケースとベゼルには、軽量かつ耐久性に優れたチタニウムを採用。ダイヤモンドはベゼルに50個、ケースに164個をセットするのみならず、ダイアルにも431個ものダイヤモンドをセッティング。存在感のあるトノー型ケースを特徴とする「スピリット オブ ビッグ・バン」でフルパヴェを実現したことにより、圧倒的なインパクトを放つモデルに仕上がっている。
ウブロの卓越した技術力を象徴するマテリアルといえば、サファイアクリスタルが挙げられるだろう。ウブロは2016年、ケースとベゼルにサファイアクリスタルを採用した「ビッグ・バン ウニコ サファイア」を発表。その翌年には早くもブルーとレッドのカラーサファイアクリスタルを生み出し、以降はコンスタントに多彩なカラーサファイアクリスタルモデルを展開している。
ウブロが採用するサファイアクリスタルの特徴は、圧倒的な透明性によって煌めきを放つ一方、腕時計に不可欠な堅牢性をも確保している点。そして、このサファイアクリスタルを、ブランドが得意とするオープンワークのダイアルと組み合わせることで、ムーブメントの精緻なメカニズムを引き立てている。こうしたクリエイティビティを堪能できる2022年発表の新作が「スピリット オブ ビッグ・バン マジックサファイア」。丁寧なポリッシュ仕上げが施された無色透明のサファイアクリスタルは、コレクションを象徴するトノー型ケースの緩やかなラインや複雑な造形をしっかりと再現。ダイアルからは、毎時36,000振動のハイビートムーブメントとなるキャリバーHUB4700が、その存在感をしっかりと示している。
チタニウムや18Kキングゴールド、サファイアクリスタルに加え、セラミックもまた、ウブロの革新性を象徴し、ブランドが注力するマテリアルのひとつ。とりわけウブロのハイテクセラミックは圧倒的な軽さを実現しながらも、優れた耐傷性や耐久性を確保。さらに、近年では多彩なカラーセラミックを取り入れることで、従来の高級時計にはなかった華やかさや軽快感も生まれている。
こうしたカラーセラミックの特性を取り入れたモデルのひとつが「ビッグ・バン インテグレーテッド ブルーセラミック」だ。ケースとブレスレットに一体感を持たせたスポーティーなデザインと、ウブロが得意とするオープンワークダイアルを組み合わせた特徴的なデザインはそのままに、ケース、ベゼル、ブレスレットには色鮮やかなブルーセラミックを採用。ダイアルの外周に記された赤いミニッツトラックもアクセントとして効いており、シーズンを問わず、カジュアルなファッションスタイルに確かな存在感と軽快な印象を与えてくれる。
時計店YOSHIDAのみでしか購入できないモデルでありながら、多くの限定モデルとは異なり、日常的に着用しやすく、長年にわたって愛用したくなるルックスに仕上げられているYOSHIDAスペシャル。それは、数多くの高級時計に接してきたYOSHIDAのアイデアが盛り込まれ、なおかつブランドとの強固な信頼関係があるからこそ実現しているデザインなのだが、こうしたYOSHIDAのセンスが感じられるモデルの一例が「ビッグ・バン インテグレーテッド チタニウム ブラック」である。
「ビッグ・バン インテグレーテッド」のレギュラーモデルと並べてもその違いが分からないほどにベーシックなデザインだと感じさせるが、このスペシャルモデルではマットブラックスケルトンのダイアルを採用し、ムーブメントやミニッツトラックもグレートーンで統一。色数を極限まで抑えることで、よりクールな表情となり、まさしく日常的に身に着けやすいタイムピースとなっている。ウブロのコアなファンはもちろんのこと、多くの時計愛好家をも惹きつける、完成度の高いスペシャルモデルだ。
ビッグ・バン インテグレーテッド チタニウム ブラック
■451.NX.1140.NX.YOS ■42mm ■チタニウムケース ■チタニウムブレスレット ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造"UNICO") ■10気圧(100m)防水 ■YOSHIDAスペシャルモデル 限定77本
日常的に着用しやすいデザインを取り入れながらも複雑機構を組み込んだ「ビッグ・バン インテグレーテッド カテドラル ミニッツリピーター トゥールビヨン ブラックセラミック」もまた、実に魅力的なスペシャルモデルだ。先に紹介したモデルと同様、ベースとなるのはスポーティーなデザインを特徴とする「ビッグ・バン インテグレーテッド」だが、トゥールビヨンとミニッツリピーターを組み込み、それぞれの機構はもちろんのこと、オープンワークのダイアルから望めるムーブメントも、レギュラーのクロノグラフモデルとは異なるデザインを堪能できるようになっている。
さらに特筆なのが、ケースとベゼル、ブレスレットに採用されたブラックセラミック。サテン&ポリッシュ仕上げを組み合わせた外装は、時計全体に静謐な雰囲気をもたらすとともに、精緻なムーブメントの姿を引き立てる効果も。複雑機構を搭載した希少な限定モデルでありながら、奇を衒ったデザインではなく、こちらもデイリーに着用できるルックスに仕立て上げた、実にYOSHIDAらしさが冴えるスペシャルピースだ。
ビッグ・バン インテグレーテッド カテドラル ミニッツリピーター トゥールビヨン ブラックセラミック
■458.CX.1170.CX.YOS ■43mm ■ブラックセラミックケース ■ブラックセラミックブレスレット ■手巻きトゥールビヨン ■3気圧(30m)防水 ■YOSHIDAスペシャルモデル 限定12本 ■¥40,766,000(税込)
YOSHIDA 東京本店
東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5
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営業時間:10:30~19:30
年中無休(年末年始を除く)
名古屋 YOSHIDA
愛知県名古屋市中区栄3丁目17番17号
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営業時間:10:30~19:30
年中無休(年末年始を除く)
ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。
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