スクエア型がこれまでとは異なるエレガンスを放つ
ウブロの新鋭「スクエア・バン ウニコ」
文:竹石祐三 / Text:Yuzo Takeishi
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
文:竹石祐三 / Text:Yuzo Takeishi
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
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ケースサイズを40mmにした「ビッグ・バン インテグレーテッド タイムオンリー」や、4つのコレクションを横断した「イエローゴールド」シリーズなど、2022年1月の時点で数々の話題作を提示したウブロ(HUBLOT)。その勢いはとどまらず、3月下旬より開催された「Watches & Wonders Geneva 2022(ウォッチズ・アンド・ワンダーズ ジュネーブ 2022)」では、さらにインパクトの強いタイムピースを発表した。それが、ブランド初のスクエア型モデルとなる「スクエア・バン ウニコ」。その新鮮かつ圧倒的な存在感には当然、YOSHIDA(ヨシダ)も熱い視線を注いでいる。
「スクエア・バン ウニコ」は、ウブロ2022年コレクションにおける最大のサプライズと言えるだろう。1980年の創設から40年超が経過したウブロにとって初となるスクエアウォッチであり、しかもそのルックスは“らしさ”全開。すでにウブロの時計を所有していたとしても、新たにコレクションに加えたくなるほどの新鮮味を放っているのだから──。
ファーストモデルとなる「クラシック・オリジナル」を1980年に発表して以来、ウブロは常に革新性を追求してきた。特に2000年代に入ってからは“The Art of Fusion(異なる素材やアイデアの融合)”をコンセプトに、耐久性に優れたマテリアルを開発して数々のモデルに採用する一方、コンプリケーションも積極的に展開。これらのメリットを最大限に発揮させるべく、ケース形状においてはラウンド型やトノー型、さらにはMPコレクションの独創的フォルムの3種類をラインナップしてきた。
そんなウブロのコレクションにおける、4番目のフォルムとして採用されたのがスクエア型だ。搭載するムーブメントはウニコ2(Cal.HUB1280)。ウブロが誇る自社開発・製造のクロノグラフムーブメントで、スモールサイズのモデルに搭載することを想定してデザインされた。ムーブメントは円形なので、当然、スクエアケースに収めれば余分なスペースが生まれてしまう。にも関わらず、ウブロは多くのモデルと同様、「スクエア・バン ウニコ」でもムーブメントの構造を露わにするオープンワークのデザインを採用。ウブロの優れたクリエイションが発揮され、円形のムーブメントを搭載しているとは感じさせない見た目に仕上がっている。
スクエア・バン ウニコ チタニウム
■821.NX.0170.RX ■42mm ■チタニウムケース ■ブラックラバーストラップ ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造“UNICO”) ■10気圧(100m)防水 ■¥3,311,000(税込)
さらに「スクエア・バン ウニコ」で特筆なのが、外装のデザインだ。ベゼルにはファーストモデルの「クラシック・オリジナル」で採用して以来、ウブロのアイコニックな意匠となっている6本のビスを「ビッグ・バン」と同じ位置に配置。左右に張り出したベゼルラグを含めたケースの多層構造も健在だ。つまり、随所にブランドのデザインコードをしっかりと取り入れることで、初のスクエアシルエットを採用したにも関わらず、ウブロらしいルックスを実現させたわけだ。
もちろん、スクエアケースでありながら10気圧(水深100m)の防水性を実現。ストラップを容易に交換できるワンクリックシステムも採用し、従来のコレクションと同様に高い実用性も確保している。
デビューから40年以上が過ぎた今もなおチャレンジングな姿勢を崩さず、卓越したデザインワークによって、ウブロらしくも新鮮なタイムピースに仕上げた「スクエア・バン ウニコ」。エレガンスとモダニズムを兼備したそのデザインは、ユーザーの手元に新たなエクスペリエンスをもたらすことだろう。
ベゼルに施された6本のビスや、ベゼルの左右に張り出した耳など、ウブロのデザインコードはしっかりと踏襲。ストラップやプッシュボタンには新たにチョコレート・スクエアのパターンを施し、オリジナリティも加えられている。
スクエア・バン ウニコ チタニウム セラミック
チタニウム製ケースとブラックセラミック製のベゼルを組み合わせ。モノクロームのツートーンがクールな雰囲気だ。
■821.NM.0170.RX ■42mm ■チタニウムケース ■ブラックラバーストラップ ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造“UNICO”) ■10気圧(100m)防水 ■¥3,454,000(税込)
スクエア・バン ウニコ キングゴールド
ケースとベゼルの素材に採用しているのは、ウブロが開発した18Kキングゴールド。チタニウム製モデルとは異なり、エレガンスをより強めている。
■821.OX.0180.RX ■42mm ■18Kキングゴールドケース ■ブラックラバーストラップ ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造“UNICO”) ■10気圧(100m)防水 ■¥6,171,000(税込)
スクエア・バン ウニコ キングゴールド セラミック
18Kキングゴールドのケースに、ブラックセラミック製ベゼルを組み合わせたことで、重厚な雰囲気が堪能できる。
■821.OM.0180.RX ■42mm ■18Kキングゴールドケース ■ブラックラバーストラップ ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造“UNICO”) ■10気圧(100m)防水 ■¥5,720,000(税込)
スクエア・バン ウニコ オールブラック
ケースとベゼルにブラックセラミックを用いた、ウブロの代名詞でもあるオールブラックモデル。「スクエア・バン ウニコ」のラインナップの中で、唯一このモデルのみ世界250本の限定となる。
■821.CX.0140.RX ■42mm ■ブラックセラミックケース ■ブラックラバーストラップ ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造“UNICO”) ■10気圧(100m)防水 ■世界限定250本
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ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。
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