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YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第75回~

時計進化の頂点に君臨する
華麗なるハリー・ウィンストンのタイムピース

2020.2.28
■HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン) ■HW オーシャン・バイレトログラード オートマティック 42mm ■OCEABI42WW002

文:名畑政治 / Text:Masaharu Nabata
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano

※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

 スイス・ジュネーブ郊外のHARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)のマニュファクチュールにおいて、最先端の設計技法と工作機械を用いて生み出されるタイムピースは、真の腕時計黄金時代と呼ばれる現代においても抜きんでた存在。精度も多機能性も小型化も華麗な装飾も、すべてを統合した素晴らしい時計が次々に生まれる時代を、これまで人類は一度も経験してこなかったはずだ。時計製造の高度な技術とジュエリーセッティングの華麗なる技を併せ持つハリー・ウィンストンから送り出される現代の最高峰に君臨する傑作タイムピースたちの魅力を時計店YOSHIDA(ヨシダ)が紐解く。

あらゆる方向性を統合した
華麗にして高精度なメンズウォッチ

 時を示し、時を知るための道具として誕生した時計。その歩みには、実はいくつかの道があった。

 第1の道は精度の探求。これは時計が時刻を示す道具であるから当然である。第2の道は小型化。当初、教会などの塔時計として始まった機械式時計は、持ち運びのため小型化され、やがて腕に装着する腕時計へと進化した。

 また第3の道は多機能性の追求。機械式時計以前、天文観測や占星術の道具として天体の運行を示すアストロラーベという装置があった。これがやがて機械式時計と合体し、時刻や暦、太陽や月など天体の動きを示す天文時計へ発展。その機能を腕時計サイズに凝縮したのが永久カレンダー時計である。さらに第4の道に装飾性の追求がある。これはもちろん、時計を装飾品として捉えステイタスや審美性を探求した結果である。

 このような複数の道が複雑に絡み合いながら時計は発展してきたが、現代では、これを統合した素晴らしいタイムピースがいくつも誕生。かつて腕時計の黄金時代と呼ばれた1940~50年代とは比べもものにならないほど高品質で美しい時計の製造が可能だ。

 ハリー・ウィンストンを代表するウォッチコレクションである「HW オーシャン」も、このような最先端の技術を背景に生まれた傑作タイムピースである。

 コレクションの象徴であるレトログラードとは、扇状の目盛を針が進み頂点に達すると瞬時にゼロ復帰し、再び時を刻む機構。これを「HW オーシャン・バイレトログラード オートマティック 42mm」では30秒ごとにゼロ復帰する秒針と曜日表示に採用している。

 もちろん世界屈指のジュエラーであるハリー・ウィンストンらしく、ベゼルやラグ、そしてマザー・オブ・パール製ダイアルにもふんだんに高品質なラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドがセッティングされている。

 ダイアルには127個(約0.41カラット)、ケースは196個(約3.83カラット)、ストラップの尾錠には44個(約0.26カラット)と、合計367個(約4.50カラット)のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドがセッテングされている。その輝きは、ハリー・ウィンストンの実力を知らしめると同時に、圧倒的なきらびやかさで見る者の目を釘付けにする。


「HW オーシャン・コレクション」20周年を祝賀する
色彩豊かなレディスモデル

「HW オーシャン・コレクション」のレディスモデルである「HW オーシャン・バイレトログラード オートマティック 36mm」は、コレクションの20周年を迎えた年に発表された華やかなモデル。

 このモデルではハリー・ウィンストンが得意とするレトログラード機構と共に、オフセンター配置の時分表示という、このコレクションを象徴する二大要素が盛り込まれている。

 ダイアルはバーガンディに彩られた天然のマザー・オブ・パールを採用。この深い色合いを見せるダイアルは、パール加工が施されたアリゲーターレザーのストラップと共に美しいハーモニーを奏で、その魅力をさらに倍加させている。

 また、ダイヤモンドのセッティングも圧巻。マザー・オブ・パールのダイアルには31個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド(約0.04カラット)をセット。特に秒と曜日を表示する2つのレトログラード目盛には、それぞれ7個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドがセットされ、針の周辺にはハリー・ウィンストンのジュエリー・コレクションである「ロータスクラスター」からインスパイアされた蓮の花のモチーフがあしらわれる。6時位置の日付表示窓周辺にはダイヤモンドを使って水滴をイメージした装飾も施され、このシルエットは、“世界で最も完璧なダイヤモンド”と称されたハリー・ウィンストン所有のペアシェイプ・ダイヤモンドである“ウィンストン・レガシー”を思い起こさせるものだ。

 また、ケースへの装飾は57個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド(約3.12カラット)が採用され、ジュエラーであるハリー・ウィンストンの歴史と伝統、高度な技術をアピール。この豊かな色彩感覚とダイヤモンドの輝きが腕の上でドラマティックな情景を盛り上げるのだ。


ジュエラーとしての経験が生かされた
傑作タイムピース6モデル

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【 連載コラム 】

ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。

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