年に一度の華やかな季節に
ハリー・ウィンストンのタイムピースを

文:名畑政治 / Text:Masaharu Nabata
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
文:名畑政治 / Text:Masaharu Nabata
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
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令和元年となった2019年も、いよいよ年の瀬。この季節になると気になるのが一年の総まとめであり、親しい人・愛しい人へのギフトである。そんな総まとめにふさわしいタイムピースに華やかな歴史と伝統に彩られたHARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)はいかがだろうか?YOSHIDA(ヨシダ)の店頭からとっておきの逸品を紹介しよう。
世界最高峰に位置するジュエラーであるハリー・ウィンストンのタイムピースは、なかなか簡単に手がでるものではない。だが、あらゆる困難を乗り越えて頑張った一年のご褒美、つまり自分へのギフトとして選ぶなら、ハリー・ウィンストンとは最上の選択となる。
そこでお薦めしたい2019年の新作が、「HW オーシャン・スパークリング バイレトログラード オートマティック 42mm」である。
18Kローズゴールドのケースと、ベゼルにあしらわれた豪奢なバゲットカットダイヤモンドが目を引くメンズウォッチだが、この作品の最大の見所は、きらびやかなブラウンのルテニウムクリスタル(結晶化したルテニウム)をタイムピースとして初めて採用したモデルであるということだ。
ルテニウムとは白金族元素のひとつである希少な貴金属。つまりプラチナなどの仲間であり、酸化や腐食に強く、ほとんどの金属を溶かすといわれる王水(濃塩酸と濃硝酸の混合液体)にも溶けづらいという特性を持つ。
このルテニウムクリスタルを用いたダイアルには、12時位置の時分針を取り囲むサークルや4時位置と8時位置にそれぞれ配置されたレトログラード方式の曜日と秒表示のカウンターにもダイヤモンドがセットされ、その華やかさをより一層、際だたせている。
このような華麗な装飾を用いつつもメンズウォッチらしいタフネスさを失っていないのは、「HW オーシャン」ならではのマッシブ(力強い)なケース造形のなせる技だろうか。
またシリコン製ヒゲゼンマイやスケルトン加工のローターを搭載した自動巻きムーブメント「Cal.HW3305」は、サファイアクリスタルのケースバックから観察することができる。その自動巻きローターにはハリー・ウィンストン創業の地であるニューヨークを代表する建造物「マンハッタンブリッジ」のトラス構造のデザインを取り入れ、自らのルーツであるニューヨークの宝石商としての矜持が込められている。
2019年、ハリー・ウィンストンはこれまでとは、まったく異なるカタチで新作発表会を催した。それは「TIME TO MOVE 2019」と題されたスウォッチグループ独自の展示会であり、スイスに世界各国からのプレスを招き、それぞれのマニュファクチュールにおいて新作を世界に向けて発信した。
その斬新なプレス向け新作発表会でひときわ我々の目と心を射たのが、2019年で誕生20周年を迎えた「HW アヴェニュー・クラシック」のコレクションだった。
中でも抜群のオーラを放っていたのがマザー・オブ・パールのダイアルに月齢を示すムーンフェイズをあしらったモデル。ダイアル上部にセットされたブランドロゴから放射状に敷き詰められたツートーンブルーのコントラストが、ペアシェイプのシルエットで縁取られたダイヤモンドの装飾を引き立てる。
そもそも、この「HW アヴェニュー・コレクション」は、ハリー・ウィンストンの創業地であり、今も本店を構えるニューヨークの雰囲気を表現したコレクション。立体感に富んだレクタンギュラーケースの造形は、摩天楼と呼ばれる超高層ビルディングたちが織りなすドラマティックなニューヨークのスカイラインから着想を得たものだという。
この個性的なケースにはハリー・ウィンストンならではの最高品質のダイヤモンドが隙間無くセットされ、ラグジュアリーなジュエリーウォッチの価値と希少性を体現する。
ハリー・ウィンストンが創業した時代は、アール・デコの全盛期。その様式に通じる美を今日に伝える「HW アヴェニュー・コレクション」は、美しい女性たちの腕にふさわしい優雅さに満ちた傑作タイムピースである。
HW オーシャン・バイレトログラード
オートマティック 42mm
レトログラード式セコンドと曜日を備えたバイレトログラードモデル。マザー・オブ・パールのダイアルには127個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド(約0.41カラット)。ケースやバックルに施されたダイヤモンドを含めると、総計367個ものブリリアントカット・ダイヤモンド(約4.50カラット)がセッティングされている。
■OCEABI42WW002 ■42.2mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ブルーアリゲーターストラップ ■自動巻き ■10気圧防水 ■¥11,957,000(税込)
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HW オーシャン スポーツ・クロノグラフ
世界最高峰のジュエラーでありながら、ウォッチマニュファクチュールとしての側面も持つハリー・ウィンストンの技術が遺憾なく発揮されたクロノグラフ・モデル。ムーブメントには大胆なオープンワークが施され、スモークサファイアガラスのダイアルを通して見れば見るほど、その奥深い魅力に引き込まれることだろう。
■OCSACH44ZZ001 ■44mm ■ザリウムケース ■ブラックラバーストラップ ■自動巻き ■20気圧防水 ■¥4,268,000(税込)
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プロジェクト Z13
ハリー・ウィンストンのメンズウォッチに特徴的なアシンメトリー(非対称)デザインを採用した個性的なタイムピース。オフセンターの時分表示に加え、ダイアル下部にレトログラード式の日付表示を配置。シリーズ初のムーンフェイズ表示も装備する。さらにケース素材はハリー・ウィンストンが独自に使用するザリウム製。軽量さを特徴としつつ、渋い光沢感が魅力だ。
■OCEAMP42ZZ001 ■42.2mm ■ザリウムケース ■ファブリック加工を施したカーフスキン×ラバーストラップ ■自動巻き ■10気圧防水 ■世界限定300本 ■¥3,663,000(税込)
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HW アヴェニューCミニ・ムーンフェイズ
20th アニバーサリー
特徴的なレクタンギュラーケースにはバゲットカットダイヤモンドがセットされ、ピンク&ホワイトのマザー・オブ・パール製ダイアルは幾何学的なモチーフと華やかなピンクサファイアで彩られている。ダイアルに76個のRBC・ピンクサファイア(約0.16 カラット)と20個のRBC・ダイヤモンド、8個のバゲットカットダイヤモンド、バックルに4個のバゲットカットダイヤモンドをセット。バゲットカットダイヤモンドは総計52個(約1.48カラット)。さらに21個のRBCダイヤモンド(約0.07 カラット)もセットされている。
■AVCQMP16WW006 ■15.6×32.3mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ピンクパールアリゲーターストラップ ■クオーツ ■3気圧防水 ■世界限定20本 ■¥6,358,000(税込)
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HW アヴェニューCミニ・ムーンフェイズ
20th アニバーサリー
マザー・オブ・パールのダイアルにセットされたブルー・サファイアとブルーパール仕上げのアリゲーターストラップのハーモニーが印象的な、コレクション20周年の限定モデル。ダイアルは76個のRBC・ブルーサファイア(約0.16カラット)や 20個のRBC・ダイヤモンド、8個のバゲットカットダイヤモンドをセット。バックルに4個のバゲットカットダイヤモンドなど、総計52個のバゲットカット・ダイヤモンド(約1.48カラット)と21個のRBCダイヤモンド(約0.07カラット)がセッティングされている。
■AVCQMP16WW005 ■15.6×32.3mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ダークブルーパールアリゲーターストラップ ■クオーツ ■3気圧防水 ■世界限定20本 ■¥6,358,000(税込)
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YOSHIDA 東京本店
東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5
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営業時間:10:30~19:30
年中無休(年末年始を除く)
ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。
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