華やかな洗練美を映し出す、
ハリー・ウィンストンのレディスウォッチ
文:篠田哲生 / Text:Tetsuo Shinoda
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
文:篠田哲生 / Text:Tetsuo Shinoda
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“キング・オブ・ダイヤモンド”と称されるニューヨークのジュエラー、ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)。そのレディスウォッチは、洗練された美を楽しむためにある。
男性の時計愛好家にとっては、ハリー・ウィンストンは卓越した時計技術や華やかなデザインをもつ本格派の時計ブランドとして知られている。しかし女性からすると、ハリー・ウィンストンは世界的なハイジュエラーとしてのイメージが強いだろう。特に“キング・オブ・ダイヤモンド”と称される最高峰のダイヤモンドとそのデザイン性は、他の追随を許さない。
斯くしてレディスウォッチの世界でも、ハリー・ウィンストンは高く評価されている。ダイヤモンドの高いセッティング技術やジュエラーならではの創造性を発揮したデザインはもちろんのこと、時計製造の拠点をジュネーブに構えているため、時計自体のクオリティも極めて高いのだ。
ハリー・ウィンストンが時計分野に参入したのは1989年のこと。記念すべき初代コレクションとなる「HW プルミエール」から、その魅力に迫ってみよう。
端正なラウンドケースの12時位置と6時位置にアーチのデザインを取り入れた。このデザインはニューヨークの5番街にある本店のファサードをイメージしたもので、それ以降のハリー・ウィンストンの時計デザインのアイコンとなった。この「HW プルミエール・ロータス オートマティック 36mm」は、36mmというレディスモデルとしてはやや大き目サイズながら、広めのダイヤルを活かした美しい表現を楽しめる時計となっている。
ダイヤルはマザー・オブ・パール製で、オフセンターの時分針から波紋が広がるように、この繊細な素材をエングレーブで仕上げている。そしてその上には、ホワイトゴールドで象られた2輪の蓮の花が広がりホワイトとピンクのマザー・オブ・パールとダイヤモンドで装飾されている。水面に浮かぶ神秘的な蓮の花の姿を美しく表現した、アート作品のような時計である。
HW プルミエール・ロータス オートマティック 36mm
■PRNAHM36WW027 ■36mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ピンクパール アリゲーターストラップ ■自動巻き ■3気圧防水 ■¥8,855,000(税込)
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創始者であるハリー・ウィンストンは、宝石商の息子として1896年に生まれた。父の下で経験を積み24歳で宝飾会社を設立。そして1932年に自身の名を冠したハリー・ウィンストン社を設立する。
1935年には726カラットという巨大なダイヤモンドの原石「ヨンカ―」を獲得し、宝石業界の大きな話題となった。この原石は12個に分割されたが。その中で最も大きなサイズの宝石には、彼が最も愛した八角形の「エメラルドカット」で仕上げたという。このエメラルドカットのシルエットは、ハリー・ウィンストンのロゴマークにもなっており、まさにブランドを象徴するアイコンとなっている。
このシェイプをケースデザインに取り入れたのが「HW エメラルド」コレクション。見ただけですぐにわかるアイコニックなデザインは、2016年の登場以来幅広い人気を集めている。
HW エメラルド
ターコイズブルーのマザー・オブ・パール製のダイヤルに、マザー・オブ・パールのカボションとブリリアントカットのダイヤモンドをセッティング。はじける泡のような遊び心溢れる表情を描く。
■EMEQHM18WW014 ■17.7×24mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ターコイズカラー サテンストラップ ■クォーツ ■3気圧防水 ■¥2,178,000(税込)
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HW エメラルド
ホワイトゴールド製の繊細なミラネーゼブレスレットによって、エレガントな空気を醸し出す。
■EMEQHM18WW011 ■17.7×24mm ■18Kホワイトゴールドケース&ブレスレット ■クォーツ ■3気圧防水 ■¥3,718,000(税込)
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ハリー・ウィンストンは、ブランド発祥の地であるニューヨークの洗練を投影した独自のデザインを生み出す。
「HW アヴェニュー」コレクションは、20世紀初期に作られたアール・デコ様式の高層ビルが多数集まるニューヨークからインスピレーションを受けている。直線と曲線を巧みに融合させたケースはアール・デコの雰囲気を醸し出すデザインであり、どこかアンティークウォッチを思わせるタイムレスな美しさがある。12時位置と6時位置のアーチは、ニューヨーク5番街にある本店のファサードをイメージした印象的なスタイル。まさにニューヨークの魅力が詰まった一本である。
HW アヴェニューCミニ・スモールセコンド
マザー・オブ・パール製のダイヤルにオーバルのモチーフを組み合わせて、エレガントな雰囲気を作る。
■AVCQSS16RR001 ■15.6×32.3mm ■18Kローズゴールドケース ■ブラウンパール アリゲーターストラップ ■クォーツ ■3気圧防水 ■¥3,608,000(税込)
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HW アヴェニューCミニ
アラビア数字とバーインデックスの組み合わせで、クラシカルな雰囲気を作り出した。全体をモノトーンでまとめており、シックな装いに品格を与える。
■AVCQHM16WW024 ■15.6×32.3mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ブラック サテンストラップ ■クォーツ ■3気圧防水 ■¥2,915,000(税込)
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ジュエラーならではの創造性に溢れるコレクションが多いハリー・ウィンストンの中で、最も伝統的なスタイルを採用するのが「HW ミッドナイト」コレクションだ。ラウンドのケースにシンプルな時刻表示を合わせたタイムレスなデザインが特徴。ビジネスシーンでも使えるエレガントウォッチから華やかな装いに合わせたドレスウォッチまで、あらゆるシーンで活躍するだろう。もちろんアイコンである“アーチ”もベゼルの3時位置に。さらにはケースやダイヤルにダイヤモンドをセッティングすることで、ハリー・ウィンストンらしいエレガントさもしっかり楽しめる。
「HW ミッドナイト・オートマティック 29mm」は、29mmという小ぶりなケースでありながら自動巻きムーブメントを搭載しており、本格的機械式時計としても高い評価を得ている。マザー・オブ・パール製のダイヤルの12時位置に配されたエメラルドカットのダイヤモンドが優雅な雰囲気を演出。本質的な美しさを求めている人にこそ、注目して欲しい時計だ。
HW ミッドナイト・オートマティック 29mm
■MIDAHM29RR001 ■29mm ■18Kローズゴールドケース ■ホワイトパール アリゲーターストラップ ■自動巻き ■3気圧防水 ■¥2,915,000(税込)
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ハリー・ウィンストン流のラグジュアリースポーツウォッチである「HW オーシャン」は、メンズウォッチで特に人気のコレクション。オフセンターの時刻表示やレトログラード表示など、ブランド独自の創造性が際立つコレクションとなっている。レディスモデルもケース径は36mmとやや大き目なので、マスキュリンな雰囲気を楽しめる。
「HW オーシャン・バイレトログラード オートマティック 36mm」は、マザー・オブ・パール製のダイヤルやダイヤモンドで華やかな輝きを添えつつ、秒針と曜日表示のダブルレトログラード針でメカニカルな楽しさも加える。
同デザインのメンズモデルもあるので、ペアウォッチとしてもおすすめ。これもハリー・ウィンストンならではの楽しみ方だ。
HW オーシャン・バイレトログラード オートマティック 36mm
■OCEABI36WW057 ■36mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ホワイトパール アリゲーターストラップ ■自動巻き ■10気圧防水 ■¥8,723,000(税込)
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ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。
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