{$brandData.brandNameKana} ヨシダ(YOSHIDA) サテライトサイト | Gressive

YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第15回~

誰もが知る世界屈指の宝石商、
ハリー・ウィンストンの話題作

2019.1.4
■HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン) ■HW オーシャン・ビッグデイト オートマティック 42mm ■OCEABD42RR002

文:名畑政治 / Text:Masaharu Nabata
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano

※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

 1932年、ニューヨーク5番街に有能で直感力に富んだビジネスマンであるハリー・ウィンストン氏(1896~1978年)が創業した世界屈指の宝石商HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)。同社が時計を手がけたのは1989年から。ジュエリーの制作で培ったセンスと技術を駆使することで瞬く間に世界でもトップクラスの時計ブランドとしての地位を獲得。そのハリー・ウィンストンの旗艦コレクションのひとつ「HW オーシャン」は、YOSHIDA(ヨシダ)の店頭でも非常に人気が高い。2018年には20周年を迎え、数々の話題作と記念モデルが登場した。

モダンなデザインと高度な技術を集約し、
20周年を迎えたHW オーシャン・コレクション

 1953年に公開された映画「紳士は金髪がお好き」の劇中、主演のマリリン・モンローが歌うのが、あの有名な「Diamonds Are a Girl’s Best Friend(ダイヤモンドは女性の親友)」という歌。ここでマリリンは“教えて、ハリー・ウィンストン! 私にダイヤモンドのすべてを!”と歌った。ここからわかるように、ハリー・ウィンストンは米国随一の宝石商にしてダイヤモンドの専門家。マリリンならずとも世界中の女性の誰もがハリー・ウィンストンの扱う煌めくダイヤモンドに、今も昔も虜にならずにいられない。

 そのハリー・ウィンストンが時計製造を始めたのは1989年と、比較的最近のこと。ところがそれから15年後の2001年、ハリー・ウィンストンは豊かな創造性を持つ著名な独立時計師との提携による革新的な時計コレクション「オーパス」をスタート。

 さらに2004年には世界で初めてジルコニウムを主体とする独自の合金素材であるザリウムを時計のケースに採用し、2007年にはスイス・ジュネーブに独自のウォッチ・マニュファクチュールを建設するなど、単に“ジュエラーが作るラグジュアリーなウォッチ”という範疇におさまらず、米国最高峰のジュエラーとしての経験や技術を、スイス伝統の時計作りと融合させることで、幅広いジャンルに向けての独創性溢れる時計作りを進めている。

 その結果、ハリー・ウィンストンが世に送り出すタイムピースは婦人だけでなく、世の男性たちをも虜にしているのだ。

 その宝石商でありウォッチ・マニュファクチュールでもあるハリー・ウィンストンが生みだした人気コレクションのひとつに「HW オーシャン」のコレクションがあるが、このコレクションは2018年で20周年を迎え、記念のモデルが発売された。

 それがここで紹介する「HW オーシャン・バイレトログラード パーペチュアルカレンダー オートマティック 42mm」である。


時計製造の技術とジュエリーの伝統が
次世代の傑作タイムピースを生む

 このモデルの特徴はその名称にすべて語り尽くされているといっても過言ではない。まず目を引くのが文字盤上で左右対称に配置されたふたつのレトログラード表示。“レトログラード”とはフランス語で“退行”を意味する言葉だが、時計の世界では扇状の目盛を針が進み、終点に達すると瞬時に針がゼロに復帰し、再び表示を再開する複雑機構のことだ。この記念モデルでは右側に日付表示があり1日から31日まで針が下降することで日付を示し、左側の曜日表示では月曜から日曜まで、針が上昇することで示す。

 もちろん、これらの表示は月の大小や閏年があらかじめ機械上にプログラミングされ、無修正で正しい日付を示す永久カレンダー機構の一環であるから、月の表示は15時位置のインダイアルで示し、その中の小窓で閏年(リープイヤー)が表示されるようになっている。

 また、このモデルにはムーンフェイズ・インジケーターも6時位置のインダイアルに設置され、自然界と人間の活動に大きな影響をおよぼす月の満ち欠けが示されるのである。

 通常、スイスの伝統的な時計作りによる永久カレンダーというと、ホワイト・ベースの文字盤に月・曜日・日などの表示のインダイアルを置き、ブルースチール仕上げされた繊細な針でそれらを示すというものが多い。しかし革新的な時計作りを進めるハリー・ウィンストンでは、このような従来のルールに則った表示方式ではなく、メリハリのある立体的造形の文字盤と先端を赤くペイントされたブルーやホワイトの針をセットすることで、実に明快に表示する新たなシステムを確立したのである。

 加えてこの限定モデルではベゼルやラグ、ストラップのバックルに合計91個のバゲットカット・ダイヤモンド(約4.41カラット)をセッティングすることで、世界最高峰に君臨する宝石商としての存在感を込めることに成功したのである。


 今現在、YOSHIDAの店頭には、「HW オーシャン」をはじめとするメンズモデルとともに、数々のレディスが並んでいる。美しいダイヤモンドの輝きをパートナーと共有する時間はこの上ない幸せを運んでくれる。

YOSHIDAが選ぶ
おすすめ商品のご紹介

STORE INFO
店舗情報

CONTENTS LIST

【 連載コラム 】

ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。

COPYRIGHT (C) Gressive ALL RIGHTS RESERVED.