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YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第69回~

エレガンスと信頼を兼ね備えた
グランドセイコーの注目作

2020.1.17
■Grand Seiko(グランドセイコー) ■SBGC221

取材・文:竹石祐三 / Report & Text:Yuzo Takeishi
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano

※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

「スイスに追いつき追い越す“偉大なセイコー”」の願いを込めて1960年に誕生したGrand Seiko(グランドセイコー)。やがて、ブランドは一時休眠状態となるものの、1988年にはクオーツムーブメントを搭載して復活。現在は機械式モデルやスプリングドライブ採用モデルなど、幅広いラインナップを展開し続けている。誕生から60年、ここまで長きにわたって支持されているのは、グランドセイコーらしいエレガントかつ精悍な表情と、何より高い信頼性があるから。今回は、多彩なコレクションの中からYOSHIDA(ヨシダ)がレコメンドするモデルを厳選して紹介する。

高い精度を実現するハイビートモデル「SBGH201」

 長年にわたるセイコーとの深いつながりはもちろん、1960年のデビューと同時に取り扱いを開始したグランドセイコーは、YOSHIDAにとっても特別なブランドのひとつ。そのなかでも「SBGH201」は別格の存在と言えるだろう。なぜなら、これこそYOSHIDAが再始動後のグランドセイコーを取り扱うきっかけになったモデルなのだから──

 2009年に発表された「SBGH201」は、1968年の「61GS」以来、実に41年ぶりに登場したグランドセイコーの自動巻き10振動モデル。しかも、国産初の自動巻き10振動モデルとなった「61GS」を単に復刻するのではなく、動力ぜんまいやひげぜんまい、脱進機を一新したムーブメント「9S85」を搭載し、現代のメカニカルハイビートとして生まれ変わった。デザインは、デイト付き三針の極めてシンプルなルックスだが、それゆえにケースやインデックス、時分針、ダイアルといった各ディテールの丁寧で美しい仕上げが際立っている。


■Grand Seiko(グランドセイコー) ■SBGH201

SBGH201

キャリバー9S85がもたらす高精度に加え、グランドセイコーらしいシンプルながらも精悍な表情が印象的なスタンダードモデル。ホワイトダイアル上を優雅に動くブルースチールの秒針が、デザインのアクセントになっている。
■40.2mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット ■自動巻き ■日常生活用防水(10気圧防水)

独自機構スプリングドライブを搭載した「SBGA201」

 グランドセイコーならではのシンプルで美しいデザインはそのままに、精度の高さと利便性を追求したモデルがある。それが、スプリングドライブを搭載した「SBGA201」だ。そもそもスプリングドライブとは、機械式時計と同様にぜんまいが解ける力を利用しながらも、発電機やIC、水晶振動子を用いることよってクオーツ時計と同等の高精度を実現したセイコーの独自機構。水晶振動子の信号で制御するにも関わらず電池は不要で、ぜんまいの力が残っている限り駆動し続ける革新的なものだ。

「SBGA201」は、グランドセイコーに初めてスプリングドライブが搭載された2004年にリリースされ、2017年の独立ブランド化に際して、ダイヤルのロゴがGSロゴのみに変更されてはいるが、今なお高い支持を得ているロングセラーモデル。こちらもグランドセイコーらしいデザインワークが堪能できる1本であり、なかでもシャンパンゴールドのダイアルは光の当たり具合によって表情が変化。使いやすさはもちろんのこと、そのエレガントな雰囲気にも心奪われる。


ハイビートムーブメントにGMT機能を付与した「SBGJ201」

 以降もグランドセイコーは絶えず進化を続けている。そのひとつが2014年に発表されたキャリバー「9S86」だ。これは、2009年に登場したキャリバー9S85にGMT機能を付与したもの。外乱に強く、姿勢差による精度差や日差のばらつきを抑えるハイビートのメリットはそのままに、24時間表示機能を搭載して実用性をさらに高めたムーブメントだ。

 2017年にリリースされた「SBGJ201」は、このムーブメントを搭載したモデルのひとつ。グランドセイコーのデザインコードはしっかりと踏襲しながらも、ダイアルに記された24時間目盛りとブルースチールのGMT針によってモダンな雰囲気に。また、ステンレススチール製のケースには鏡面仕上げを多用し、上品なルックスをさらに昇華させている点にも注目したい。


エレガンスとスポーティルックを融合させた「SBGC221」

 進化はムーブメントだけにとどまらない。2017年、グランドセイコーはケースとブレスレットにセラミックスとブライトチタンを採用した、全く新しいデザインのスポーティモデルを発表した。それが「SBGC221」だ。

 このモデルでは、研磨が難しいとされるセラミックスのケースに鏡面仕上げを施し、それを多面体のフォルムにすることでエッジの効いた現代的なルックスを実現している。しかも、ここで採用されているジルコニア・セラミックスは、ファインセラミックスのなかでももっとも高い強度を持った素材。硬度はステンレススチールの約7倍を誇り、単に美しいだけではなく耐傷性に優れ、しかもブライトチタンとのハイブリッド構造にすることで、そのマッシブなルックスからは想像もつかないほどの軽快な装着感を実現した。

 この4モデルを眺めただけでも、グランドセイコーは単にシンプルなタイムピースをラインナップしているブランドではないことが分かるだろう。そこには高い技術力によって具現した美しく上品な仕上げと高精度への飽くなき追求が見て取れる。その完成度の高さは、YOSHIDAの店頭で実際に手にすれば、より実感できるはずだ。


エレガンスと実用性を併せ持つグランドセイコー6選

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【 連載コラム 】

ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。

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