ジラール・ペルゴの傑作「ロレアート」に
YOSHIDA限定販売のスケルトン・モデルが登場
文:名畑政治 / Text:Masaharu Nabata
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
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1975年の登場以来、ジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)を代表するコレクションとして時計界のトレンドを牽引する傑作「ロレアート」に、モダンなスケルトン加工とトーンを抑えたクールなカラーリングを採用したスケルトン・モデルが登場した。このモデルは日本国内では、東京、名古屋の名店YOSHIDAでのみの限定販売が決定(※グローバル展開はあり)。そこで早速、この「ロレアート 42mm スケルトン」をはじめとするYOSHIDAが推薦するジラール・ペルゴの注目モデルを紹介しよう。
時計界のトレンドである“ラグジュアリースポーツ”と呼ばれるジャンルを牽引するジラール・ペルゴが生んだ名作ウォッチが、1975年に発表された「ロレアート」である。
ポリッシュ仕上げの八角形ベゼルとケースと一体となったスティール製ブレスレットを備えたスポーティな「ロレアート」は、ジラール・ペルゴを代表するモデルとなり、2017年にケース径を45mm、42mm、38mmおよび34mmという4サイズの展開となり、コレクションとして完璧な布陣が完成したのであった。
その映えある歴史への賛辞として発表されたのが、名時計店として知られるYOSDHIDAでの限定販売(※日本国内ではYOSHIDAのみの限定販売。グローバル展開はあり)が決定した「ロレアート 42mm スケルトン」。このモデルに搭載されるのが、ジラール・ペルゴの自社製自動巻きムーブメントCal. GP01800に、モダンな透かし彫り加工を施すことで生まれたスケルトン仕様ムーブメントのCal.GP01800-0022である。
精密な機械加工によって極限まで肉抜き加工された地板とブリッジは、チャコールグレーのルテニウムによるガルバニック処理とメタルネット加工が施されている。そこに組み込まれる輪列機構はダークなルテニウムと鮮やかな対比をなす明るく輝くロジウムプレート仕上げ。これによって香箱から二番車、三番車と伝えられるエネルギーの動きを実際に目で追うことが可能であり、スケルトン・モデルならではの醍醐味を十分に堪能できるのである。
ロレアート・アブソルート 8TECH
2019年の登場以来、常に最先端の素材を導入してきた「ロレアート・アブソルート コレクション」の最新作では、ケースに画期的な技術「8Tech」を採用。まず樹脂を含浸させた一方向の非編み込みカーボンファイバーを軽量なチタンパウダーと結合させ、厚さわずか0.05mmの薄い層状を作る。この薄い層を異なる向きで重ねて「スタック」を形成し八角形にカット。この八角形の部品を型に入れ、加熱・超高圧処理を行い、手作業での研磨を経てケースが完成する。八角形を採用したのは、言うまでもなく1975年の初代ロレアートから現在まで、コレクションを象徴するフォルムであるからにほかならない。このケースは機能性でも優れ、スチールの5分の1以下の重量でも同等の強度と剛性を備えている。実に魅力的なハイテク素材なのである。
■81060-41-3222-1CX ■44mm ■カーボン/チタン コンポジットケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■¥3,762,000(税込)
ロレアート 38mm コッパー
直径38mmという小ぶりなサイズのユニセックスモデルに登場した「コッパー」文字盤のモデル。「コッパー(copper)」とは金属の「銅」を意味するが、このモデルの文字盤は単なる平面ではなく、「クル・ド・パリ」と呼ばれる装飾が施されている。この伝統的なパターンは小さなミラミッドを集合したような構造を持ち、光が当たることで、それぞれのピラミッドに小さな輝きと影が生まれる。これによって腕に装着した場合、明るい色調のゴールドから暗い色調のコッパーまで、刻々と変化する豊かな表情が生まれるのだ。もちろんケース径38mmは男女共に快適なフィット感が楽しめるジャストなサイズ。コッパー文字盤が生み出す豊かな表情と、とびきりのラグジュアリー感をより多くの人々に体感していただけるに違いない。
■81005-11-3154-1CM ■38mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット ■自動巻き ■¥2,090,000(税込)
ロレアート 42mm ピンクゴールド&オニキス
柔らかな色調を帯びた18Kピンクゴールドのケースに、ブラックオニキスを薄くスライスした文字盤を組み合わせた気品あふれる逸品。天然石であるブラックオニキスを文字盤に加工するには、熟練の技術を持つ職人による15種類もの複雑な工程が必要だという。しかし、その結果として、美しく鏡のように平滑な面が得られるのである。この黒い鏡面上の文字盤に配置される針やインデックス、そして12時位置に輝くGPのロゴも、ケースに合わせてソフトなピンクゴールドカラーを採用。ケースと同じ18Kピンクゴールド製のブレスレットと完璧なる調和を見せ、鮮やかなコントラストと類まれなる品格を獲得している。搭載されるのはジラール・ペルゴ自社製造による自動巻きの「Cal. GP01800」。その美しく仕上げられた姿やゴールド製のローターは、サファイアクリスタルによるシースルー仕様のケースバックからつぶさに観察することができる。
■81010-52-3118-1CM ■42mm ■18Kピンクゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き ■¥7,645,000(税込)
ロレアート 42mm グリーン
文字盤にフレッシュなグリーンを採用した印象的な「ロレアート」。グリーンの文字盤が意味するのは、「エバーグリーン」という言葉があるように、元来は常緑樹を指すが、そこには「時代に左右されず、時を経ても色褪せない名作」という思いが込められている。それはまさに、1975年の誕生以来、決して古びることなく美しさと比類なき魅力を失うことのない時計界のクラシック「ロレアート」のスピリットを雄弁に物語っている。また文字盤のベースに「クル・ド・パリ」と呼ばれる緻密なパターンを刻むことによって、光の当たる角度に応じて千変万化の豊かな表情を見せてくれる。これも大きな魅力となっている。
■81010-11-3153-1CM ■42mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット ■自動巻き ■¥2,013,000(税込)
YOSHIDA 東京本店
東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5
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営業時間:10:30~19:30
年中無休(年末年始を除く)
名古屋 YOSHIDA
愛知県名古屋市中区栄3丁目17番17号
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ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。
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