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YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第277回~

ブルガリの美と技に、華やかなカラーリングを加えた
「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT
YOSHIDA限定モデル」

2024.2.16
■BVLGARI(ブルガリ) ■オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT ■103889 / 103890

文:篠田哲男 / Text:Tetsuo Shinoda
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano

※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

 ブルガリ(BVLGARI)とのコラボレーションによるYOSHIDA限定モデルの最新作が発表された。今回は全8モデルから選んだ「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT YOSHIDA限定モデル」にフォーカスを当てる。世界最薄の自動巻き式クロノグラフGMTウォッチとYOSHIDA(ヨシダ)によるカラーリングの提案は、新次元を開くウォッチメイキングを実現した。

極めて優れたクロノグラフが、
華やかにアップデート

 2012年のデビュー以来、ブルガリのメンズウォッチの顔として人気を集める「オクト」。立体的で美しいケースデザインはもちろんのこと、搭載される数々の時計技術でも時計愛好家の注目を集めている。

 なかでも薄型ウォッチに定評があり、2014年に発表された世界最薄の手巻き式トゥールビヨン「オクト フィニッシモ トゥールビヨン マニュアル」を皮切りに、8年間で8つの世界最薄記録を樹立してきた。しかもブルガリでは、単に薄いだけでなく、着用感や実用性といった本質も忘れない。そこも高く評価される理由となっている。

 2019年にデビューした世界最薄の自動巻き式クロノグラフGMTウォッチ「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT」は、美しさと使い勝手を、ブルガリの美意識でまとめあげた稀有な時計だ。

 ケースの厚みはわずか6.9mm。このサイズながら自動巻きにできるのは、ムーブメントの周囲を回転するペリフェラルローターを採用しているからだ。また、薄型化のためにクラッチは水平式にしている。その一方でクロノグラフの制御は、多少厚みが出てもコラムホイール式にした。そのためプッシュボタンの押し感は良好だ。さらにGMT機構の操作性も秀逸。9時位置のプッシュボタンを押すとセンターの時針が1時間ジャンプするので、ここをローカルタイムに合わせ、ホームタイムは3時位置の24時間計で表示する。

 こういった機能性に加えて、クロノグラフのプッシュボタンは、立体的なケースデザインに馴染ませるように設計され、9時位置のGMT用プッシュボタンは、3時位置にリューズと対称形を成すように考えられている。

 美と技が完璧に融合した「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT」は、時計界の最高権威のひとつである「ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ」にて2019年のクロノグラフ賞を受賞。ブルガリのウォッチメイキング技術のレベルの高さを表現するモデルとなった。

「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT」は、モノトーン系の配色が中心のストイックなコレクション展開なのだが、そこに華やかさを加えたのがYOSHIDA限定モデルだ。ダイヤルはブルーやグリーンのグラデーションカラーを採用し、ストラップは同色のテクスチャード加工のラバーストラップを組み合わせる。ケースはチタン製だが、素材特有のグレーメタリックの色合いと華やかな色の組み合わせは、これまでの「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT」にはない存在感をつくっている。

 薄くて美しくて機能的で、さらに華やかなカラーリングをまとった「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT YOSHIDA限定モデル」は、人生を謳歌するアクティブなジェットセッターに似合う時計だ。


  • ■ブルガリ(BVLGARI)■オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT ■103889

    オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT YOSHIDA限定モデル

    深みのあるブルーダイヤルを採用。ファッションとの相性もよさそうだ。

    ■103889 ■42mm ■チタニウムケース ■ブルーのテクスチャード加工ラバーストラップ ■自動巻き ■3気圧防水 ■YOSHIDA限定モデル ■¥2,970,000(税込)

  • ■ブルガリ(BVLGARI)■オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT ■103890

    オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT YOSHIDA限定モデル

    トレンド感のあるグリーンダイヤルもグラデーション仕上げ。手元にアクセントを加えたいならコレ。

    ■103890 ■42mm ■チタニウムケース ■グリーンのテクスチャード加工ラバーストラップ ■自動巻き ■3気圧防水 ■YOSHIDA限定モデル ■¥2,970,000(税込)

ブルガリ YOSHIDA限定モデル6選!

  • ■ブルガリ(BVLGARI)■オクト フィニッシモ ミニッツ リピーター ■103808

    オクト フィニッシモ ミニッツ リピーター YOSHIDA限定モデル

    2016年にデビューした世界で最も薄いミニッツリピーターウォッチ。本来、ミニッツリピーターンなどのチャイム機構は、音を反響させるためのスペースが必要だが、ブルガリではバーインデックスをカットアウトして文字盤側に音を響かせることで、なんと6.61mmという極限の薄型ケースを実現した。

    ■103808 ■40mm ■チタニウムケース&ブレスレット ■手巻き ■3気圧防水 ■YOSHIDA限定モデル 限定2本 ■¥29,700,000(税込)

  • ■ブルガリ(BVLGARI)■オクト フィニッシモ ミニッツ リピーター ■103809

    オクト フィニッシモ ミニッツ リピーター YOSHIDA限定モデル

    ミニッツリピーター機構の作動用ボタンのデザインも秀逸。多面構造の立体的なケースデザインは崩さずに、9時位置にシンプルにセッティング。リューズとシンメトリーの関係にすることで、バランスをとっている。プッシュボタンの押し込むストロークはそれほど長くないが、それでも2本のハンマーをやすやすと動かすパワーを作り出すことができる。

    ■103809 ■40mm ■チタニウムケース&ブレスレット ■手巻き ■3気圧防水 ■YOSHIDA限定モデル 限定5本 ■¥29,700,000(税込)

  • ■ブルガリ(BVLGARI)■オクト フィニッシモ ミニッツ リピーター ■103810

    オクト フィニッシモ ミニッツ リピーター YOSHIDA限定モデル

    ミニッツリピーター機構以外に付加機構を組み込んでいないため、ダイヤルが広くなり、グラデーションカラーが映える。カットアウトしたインデックスから下の機構がちらりと見えるというのも、愛好家を喜ばせるポイントとなっている。

    ■103810 ■40mm ■チタニウムケース&ブレスレット ■手巻き ■3気圧防水 ■YOSHIDA限定モデル 限定11本 ■¥29,700,000(税込)

  • ■ブルガリ(BVLGARI)■オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン ■103805

    オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン YOSHIDA限定モデル

    3つ以上のハンマー&ゴングを備える“カリヨン”タイプのミニッツリピーターとトゥールビヨンを融合。ブラック×シルバーのソリッドな表現によって、歴史ある機構をモダンにまとめている。

    ■103805 ■44mm ■チタニウムケース ■ブラックラバー×ブラックアリゲーターストラップ ■手巻き ■3気圧防水 ■YOSHIDA限定モデル 限定3本 ■¥35,770,900(税込)

  • ■ブルガリ(BVLGARI)■オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン ■103806

    オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン YOSHIDA限定モデル

    3つ以上のハンマー&ゴングによって、奥行きのあるチャイムを響かせるカリヨン機構は、音と動きの両方を楽しむためのメカニズム。ブルガリは長年この機構をつくってきたため、表現力という点でも抜きんでている。このモデルはサンドブラスト仕上げによるマットな質感にゴールドカラーのムーブメントを組み合わせ、柔らかな雰囲気にまとめた。

    ■103806 ■44mm ■チタニウムケース ■グレーラバー×グレーアリゲーターストラップ ■手巻き ■3気圧防水 ■YOSHIDA限定モデル 限定3本 ■¥35,770,900(税込)

  • ■ブルガリ(BVLGARI)■オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン ■103807

    オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン YOSHIDA限定モデル

    ケースもムーブメントもマットなブラックで統一しつつ、時分針だけはゴールド色。使用する色を引き算していくことで、時分針やトゥールビヨン、そして3つのハンマーの存在がぐっと浮かび上がってくる。

    ■103807 ■44mm ■チタニウムケース ■ブラックラバー×ブラックアリゲーターストラップ ■手巻き ■3気圧防水 ■YOSHIDA限定モデル 限定4本 ■¥35,770,900(税込)

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【 連載コラム 】

ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。

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