「ロイヤル オーク」に34mm径の最新作が登場!
文:篠田哲生 / Text:Tetsuo Shinoda
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
文:篠田哲生 / Text:Tetsuo Shinoda
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期待を裏切らない魅力的な新作が次々と発表されるAUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)。今回の特集で取り上げるのは、YOSHIDA(ヨシダ)の店頭に入荷したばかりの「ロイヤル オーク」の最新作である。
時計のサイズが、腕元に与える印象は大きい。例えば「ロイヤル オーク」の場合、現在の定番「ロイヤル オーク オートマティック」は41mmケースだが、「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン」は39mm。わずか2mmしか違いはないのだが、手首に載せると41mmはかなり存在感がある一方で、39mmケースにはエレガントな雰囲気がある。1972年に誕生した初代ロイヤル オークと同じサイズなので、クラシカルな雰囲気があると好む人も少なくない。ほぼ同じデザインでありながら、かなりイメージが変わるのだ。
1972年に登場した初代のRef.5402STは「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン」と同様の39mm径。
「ロイヤル オーク オートマティック」の41mm径モデルの2020年に登場した新色がこちら。
そもそも39mm径のオリジナルモデル自体が、デビュー当時は「法外に大きい!」と批評されたほどの巨大サイズであった。かつての紳士用ウォッチのケースサイズは、36mm前後が多かった。事実、アンティークウォッチを見るともっと小さなサイズの紳士用ウォッチはいくつでも見つかる。近年時計ケースが大型化しているのは、機能的な進化というよりは、腕元を遊びたいというアクセサリー的な理由が大きいのだ。しかしどの時計も大型化してしまうと、今度は逆に、“小径ウォッチ”の方が他にはない個性があるという逆転現象が起きるようになる。
男女兼用で楽しめる34mm径の「ロイヤル オーク オートマティック」最新作。直径23mmの自動巻きムーブメントCal.5800が搭載されている。
今年、オーデマ ピゲでは、「ロイヤル オーク」では初めて34mmケースの機械式モデルを発売した。これまでの機械式時計は37mmが最小で、クォーツモデルの最小が33mmなので、その間のサイズということになる。
34mmの「ロイヤル オーク オートマティック」を腕に載せると、かなり小さく感じることだろう。しかし1972年から継承される時計界の“クラシックデザイン”のおかげで、違和感はない。むしろこういうアンティークウォッチが、本当に存在していたかのような錯覚に陥る。
「ロイヤル オーク」は誰もが知る定番である。41mmと39mmをつけている人は少なくないし、37mmもぱっと見はさほど変わらない。しかし34mmを男性がつけると、だれの目にも明らかに“法外に小さい!”。こういう時計を男性がつけると、人目を引き付ける効果がある。定番だからこそ、こういった外しのアクセサリーが楽しいのである。
メタリックの組み合わせは誰の腕にも似合う
ロイヤル オーク オートマティック
清潔感のあるシルバーダイヤルを合わせた三針モデル。ケース、ブレスレット、ダイヤルをワントーンでまとめており、男性にも女性でも楽しめるジェンダーレスさが魅力。
■77350ST.OO.1261ST.01 ■34mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
アクセサリー的に楽しむならコンビケースに注目
ロイヤル オーク オートマティック
ファッション界ではビッグロゴや半そでシャツ、あるいはダッドスニーカーなど、ちょっとしたリバイバルブームが進んでいる。こういったファッションには、同様にちょっとレトロ感のある“コンビケース”がおすすめだ。41mmケース×最旬ファッションでは、少々主張が強すぎるきらいがあるが、34mmケースならむしろレトロ感がさらに強まりバランスよく楽しめるだろう。
■77350SR.OO.1261SR.01 ■34mm ■18Kピンクゴールド×ステンレススチールケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
初のダイヤモンドウォッチに、こういう選択肢はいかが?
ロイヤル オーク オートマティック
地球上で最も硬く、傷つけることができないダイヤモンドは、霊的な力があるとされ、国王などが愛した“男の宝石”。そのためダイヤモンドウォッチを、男性が楽しむのはふつうのことである。しかし41mmケースにダイヤモンドをセッティングすると、かなりインパクトが出てしまう。さりげなく楽しみたいという人であれば、34mmケース×ダイヤモンドの組み合わせがちょうどいい。ブルーグレーのダイヤルもシックなので、品よくダイヤモンドウォッチを楽しめるだろう。
■77351ST.ZZ.1261ST.01 ■34mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
小ぶりケースだからこそ、このきらめきが愛おしい
ロイヤル オーク オートマティック
ピンクゴールド製のケース&ブレスレットに加えて、ベゼルにはダイヤモンドをセッティング。女性好みの華やかな組み合わせだが、男性の場合はこのサイズ感が価値を持つ。ケースの厚みが8.8mmしかないので、シャツの袖口にすっと馴染んでスーツの着こなしを邪魔しない。さらにはチラリと時計が見えるだけでもダイヤモンドがキラッと光って効果的。小ぶりケースなので嫌味なくつけられるだろう。
■77351OR.ZZ.1261OR.01 ■34mm ■18Kピンクゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
ロイヤル オーク オートマティック
シックなブラックダイヤルだが、ダイヤモンドで華やかさも追加。辛口スタイルのダイヤウォッチだ。
■15451ST.ZZ.1256ST.01 ■37mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
ロイヤル オーク オートマティック
レトロな雰囲気のコンビモデルなら、個性的な腕元に仕上がる。
■15450SR.OO.1256SR.01 ■37mm ■18Kピンクゴールド×ステンレススチールケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
ロイヤル オーク オートマティック
華やかなダイヤモンドウォッチ。Tシャツ一枚でもリッチ感を演出できる。
■15451OR.ZZ.1256OR.01 ■37mm ■18Kピンクゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
ロイヤル オーク オートマティック
ニッケルグレーという珍しい色のダイヤルが、華やかなダイヤモンドウォッチに個性を与える。
■15451OR.ZZ.1256OR.02 ■37mm ■18Kピンクゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
YOSHIDA 東京本店
東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5
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営業時間:10:30~19:30
年中無休(年末年始を除く)
オーデマ ピゲ ブティック 大阪
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-6-9
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営業時間:10:00-19:30
年中無休(年末年始を除く)
ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。
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