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YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第84回~

オーデマ ピゲの深淵に触れるタイムピース5選

2020.5.1
■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■ロイヤル オーク オートマティック ■15500OR.OO.1220OR.01

文:篠田哲生 / Text:Tetsuo Shinoda
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano

※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

 餅は餅屋という言葉があるように、狙っているブランドが決まっているのなら、専門ブティックを選ぶのも選択のひとつだ。「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」は、オープンからわずかの期間でAUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)のブティックとして世界第二位の売上高を達成し、今もなお継続している。オーデマ ピゲが生まれるスイスのル・ブラッシュの風景を投影した空間の中には、ブティック限定モデルや希少なレアピースが配置される。ここなら、これぞの一本に出合うことができるだろう。そこで今回は、至極のブティックが厳選した5本のタイムピースをご紹介しよう。

ウォッチメイキングの全てを堪能できる
「ロイヤル オーク コンセプト」の限定モデル

「ロイヤル オーク」シリーズの最高峰であり、オーデマ ピゲの時計技術を結集したのが、この“コンセプト”モデルだ。

 特徴的な8角形ケースはそのままだが、ケースはキレのある斜面を生かして立体的に仕上げる。それだけでも個性的だが、搭載するメカニズムはトゥールビヨン×クロノグラフ。しかもモダンなスケルトンムーブメントにしているため、細部まで美しい姿を鑑賞できる。

 しかもこちらは、ジャパンブティック限定モデルで生産本数は25本のみという希少なもの。特徴は香箱を支える12時位置のブリッジとトゥールビヨンを支える6時位置のブリッジをゴールドにしていること。精密なパーツが織りなす工業的な美しさに、ラグジュアリーな優雅さも加わるので、目の肥えた時計愛好家をも満足させるだろう。


■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク ■26612TI.OO.D002CA.01

ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク

■26612TI.OO.D002CA.01 ■44mm ■チタンケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■100m防水 ■ジャパンブティック限定25本

最旬の「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は
信頼のできるブティックで

 2019年に誕生した「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、オーデマ ピゲの歴史と伝統を継承しつつも、時計の王道であるラウンドとオーデマ ピゲのアイコンである8角形を組み合わせたケースやカーブする風防ガラスなど、新しい造形美に挑戦した。その特徴的なビジュアルが多くの雑誌やウェブメディアを飾ったが、昨年はブティック限定販売だったので、実物を目にした人は少なかったことだろう。2020年からはブティック以外でも新規で「YOSHIDA 東京本店」での販売がはじまったが、一足先に取り扱ってきた大阪ブティックのスタッフは、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」について非常に熟知しているというわけだ。高級時計は購入したら終わりではない。安心して使っていくためのノウハウを持っていることもまた、時計店選びの大切な目線になるはずだ。となれば「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」を手に入れるなら、「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」に足を運ぶのが正解のひとつなのであろう。


■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ ■26393BC.OO.A002CR.01

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ

■26393BC.OO.A002CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ブラックアリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水

金無垢ならではのリッチ感を堪能できる
「ロイヤル オーク クロノグラフ」

「ロイヤル オーク」は1972年に生まれた。そのコンセプトはドレスウォッチに匹敵する薄さと仕上げを持つスポーツウォッチであり、ケース&ブレスレット素材は、頑強なステンレススチールだった。しかし実は1977年にはイエローゴルドのモデルも誕生している。つまり“金無垢ロイヤル オーク”もまた、伝統あるスタイルなのだ。

 ここに紹介するピンクゴールド製のケース&ブレスレットを用いたクロノグラフは、リッチで優雅なブティック限定モデル。かなり存在感のある時計だが、ステンレススチールモデル同様に平面がヘアライン仕上げで斜面はポリッシュ仕上げにするため、メリハリのある光沢感が生まれる。こうすると腕を動かした時にきらりと輝き、落ち着きのある高級感が引き出されるのだ。

「ロイヤル オーク=ステンレススチール」というイメージが強いからこそ、こういった一捻りあるセレクトが面白いだろう。


■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■ロイヤル オーク クロノグラフ ■26315OR.OO.1256OR.01

ロイヤル オーク クロノグラフ

■26315OR.OO.1256OR.01 ■38mm ■18Kピンクゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水 ■ブティック限定モデル

「ロイヤル オーク オートマティック」で
新型ムーブメントを華やかに楽しむ

「ロイヤル オーク」が愛される理由の一つが、変わらないスタイルだ。天才ジェラルド・ジェンタが手掛けた特徴的なデザインは、1972年の誕生から現在まで基本的に変わらない。そのためいつまでも古びることはなく、マスターピースとして愛されるのだ。しかし実は搭載するムーブメントは進化し続けている。

 初代モデルは薄型自動巻きムーブメントの傑作Cal.2121を搭載していた。その後、センターセコンド式のCal.3120へと進化し、2019年モデルからは、高振動&ロングパワーリザーブ化を進めたCal.4302へと時代に合わせて進化を進めている。

 つまり、外見はほとんど変化がないが、常に最新が最良なのである(ちなみに2018年→2019年の進化の際にAUTOMATICの文字が消えている)。「ロイヤル オーク」は、こういったウンチク話が楽しいのだ。


■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■ロイヤル オーク オートマティック ■15500OR.OO.1220OR.01

ロイヤル オーク オートマティック

■15500OR.OO.1220OR.01 ■41mm ■18Kピンクゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水

“復刻”とは名乗らないのが誇りだと語りかける
話題の限定モデル「リマスター01 オーデマ ピゲ クロノグラフ」

 復刻モデルが人気なのは、すでに評価されたデザインやスタイルを継承しているという安心感があるから。さらにはブランドの歴史や伝統を、身近に感じることができる点も魅力だ。しかし過去に目を向けているだけでは、先には進めない。

 だからオーデマ ピゲは、“復刻”ではなく“リマスター”と呼んだ。この言葉は音楽業界でよく使われる。過去の録音音源をデジタル化したり、ノイズを減らしたりすることで、オリジナルの良さを残しつつ現代的なクオリティへと引き上げる作業のことだ。

 オーデマ ピゲがリマスターしたのは1943年製のクロノグラフだ。柔らかなカーブを描くケースはピンクゴールド×ステンレススチールのコンビ素材で、そこにティアドロップ型のラグを組み合わせた。ムーブメントは自動巻きとなり、最新型のCal.4409を搭載する。もちろん風防はサファイアクリスタルで、反射防止加工もしている。

 優れたデザインやスタイルは継承しつつも、現代的なエッセンスを取り入れることで最新の時計へとリマスターしているため、伝統あるブランドでありながら進化をやめないオーデマ ピゲらしい時計に仕上がっている。


■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■リマスター01 オーデマ ピゲ クロノグラフ ■26595SR.OO.A032VE.01

リマスター01 オーデマ ピゲ クロノグラフ

■26595SR.OO.A032VE.01 ■40mm ■18Kピンクゴールド×ステンレススチールケース ■ライトブラウンカーフストラップ(ブラウンアリゲーターストラップも付属) ■自動巻き ■20m防水 ■ブティック限定モデル

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【 連載コラム 】

ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。

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