美意識を刺激する時計
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の魅力
文:篠田哲生 / Text:Tetsuo Shinoda
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
文:篠田哲生 / Text:Tetsuo Shinoda
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano
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先行きの見えない時代だ。それまでの常識は容易に覆され、新しい考え方が幅を利かせる時代の中で、ゆるぎない信念を持ち続けるのは難しい。では人は何を価値基準として、最良の時計を選び取ればよいのか? その答えは“美意識”。美意識を刺激する時計こそが、今手にするべき時計なのだ。2020年から「YOSHIDA 東京本店」での取り扱いがはじまったAUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)の話題作「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、まさにそんな気分を満たすコレクションなのだ。
昨年、ビジネスマンの間で話題になった本がある。そのタイトルは『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)。内容をかいつまむと、“IT革命などにより、システムの変化にルールが追い付いていない時代になり、論理や理性では説明できない事例が増えている。だからこそ「美意識」を鍛え、見る力を養うことで、時流に流されない正しい選択をせよ”ということだ。
確かにUBERに代表されるシェアリングエコノミーの隆盛やアップルウォッチが“世界最大”の時計メーカーになるなどの事例は、これまでの歴史から考えらない状況である。もはや正解などない時代だからこそ、自分の目が大切になる。美意識を養い、前例に流されずに自分自身で道を探すしかないのである。
高級時計市場でも同様のことがいえる。これまでのロジックでは、長い歴史と伝統を持つ「老舗ブランドの定番モデル」こそが“勝ち組”だった。しかしこれらの時計たちは、歴史があるがゆえに“既視感”があるのは事実であるし、ともすれば前時代の時計とみることもできる。そのために新進気鋭のブランドや攻めたデザインの時計に対する注目が集まるようになった。価値観が揺れ動いているからこそ、自分の物差しで美意識に触れる時計を選ぶべきなのだ。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ
スリーカウンター式の端正なクロノグラフ。ダイヤルのブルーに合わせて、ストラップもブルーで華やかに。
■26393BC.OO.A321CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ブルーアリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水
その筆頭候補が、2019年にデビューした「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」。優れた時計技術と斬新なデザインを生み出してきたオーデマ ピゲの遺伝子コードを持つ時計「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、新しい何かが始まる直前=11時59分を意味する“11.59”という数字をモデル名に組み込んだ。ケースデザインは伝統的なラウンド型だが、同社のアイコンである8角形のインナーケースでサンドイッチしており、その立体的な造形美を堪能させるためにラグを中空構造にしている。風防ガラスは優雅にカーブを描いており、不思議な反射を作る。伝統と革新を取り入れたディテールが、知的好奇心や美意識を刺激してくる。
しかもこの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、2019年春のスタートから、いきなり多彩なバリエーションを用意していた。シンプルな三針モデルやクロノグラフのような定番はもちろんのこと、パーペチュアルカレンダーモデルはダイヤルにアベンチュリンというキラキラと輝くガラス質の素材を使用。現代のカレンダーが太陽と月、夜空から生まれた機構であることを物語る。さらには高精度機能であるだけでなく、技術表現でもあるトゥールビヨンに、モダンで美しいオープンワークを施すことで“美と技の競演”を果たした。いずれのモデルも伝統的な時計技術をベースにしつつ、そこにケースや素材などの表現で美意識を刺激し、高級時計の新しいスタイルを提案している。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー
キラキラと輝くアベンチュリンダイヤルの6時位置に、ムーンフェイズ機構が収まり、雄大な夜空を表現。ロマンティックな時計だ。
■26394OR.OO.D321CR.01 ■41mm ■18Kピンクゴールドケース ■ブルーアリゲーターストラップ ■自動巻き ■20m防水
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ トゥールビヨン オープンワーク
シンメトリーなスケルトンムーブメントは、美しい構造を堪能し、精緻な機械の動きを細部まで鑑賞できる。
■26600OR.OO.D002CR.01 ■41mm ■18Kピンクゴールドケース ■ブラックアリゲーターストラップ ■手巻き ■30m防水
成熟した高級時計市場では、完全なる新コレクションの誕生に立ち会える幸運は少ないだろう。つまり「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、その成長を見守り、一緒にマスターピースへの道を歩むことができる稀有な時計といえる。
しかも昨年は銀座と心斎橋のブティックのみで販売されていたが、今年は渋谷区幡ヶ谷の「YOSHIDA 東京本店」と、先日オープンした「オーデマ ピゲ ブティック 名古屋」の2店が新たな取扱店舗として加わった。今度はさらに認知度が高まることは間違い無いだろう。
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、美意識を求められる時代だからこそ、買うべき時計なのだ。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
ホワイトラッカー仕上げのダイヤルで、エレガントな雰囲気にまとめる。ダイヤルに合わせて、ストラップはブラウンを採用。
■15210OR.OO.A099CR.01 ■41mm ■18Kピンクゴールドケース ■ブラウンアリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
艶っぽいブラックラッカーのダイヤルが、腕元に映える。ドレスアップして使いたい時計だ。
■15210BC.OO.A002CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ブラックアリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ
ピンクゴールド×ブラックダイヤルの組み合わせは、とにかく色気があるので、アクセサリー感覚で楽しみたい。
■26393OR.OO.A002CR.01 ■41mm ■18Kピンクゴールドケース ■ブラックアリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン
下から支えることで、まるで浮遊しているように見える美しいトゥールビヨン機構を搭載。グラデーションが美しいダイヤルは、グランフーエナメル製である。
■26396BC.OO.D321CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ブルーアリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水
YOSHIDA 東京本店
東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5
<Googlemapはこちら>
営業時間:10:30~19:30
年中無休(年末年始を除く)
オーデマ ピゲ ブティック 大阪
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-6-9
<Googlemapはこちら>
営業時間:10:00-19:30
年中無休(年末年始を除く)
ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。
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