色使いに現れる
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の美学

文：篠田哲生 / Text：Tetsuo Shinoda
編集：戸叶庸之 / Edit：Tsuneyuki Tokano

※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

　立体的なケース構造が特徴のオーデマ ピゲ（AUDEMARS PIGUET ）の新定番「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」だが、時計愛好家の中では巧みな色使いでも評判がよい。カラーダイヤルなどの時計を色で遊ぶスタイルが人気だが、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は抜きんでた魅力があるのだ。

流行の一歩先を行くスモークブルーダイヤルの提案

「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は様々な形で、時計界に革命を起こしているが、特に巧みな色使いは特筆ものだ。例えばコンビケース。上下のラウンドケースに八角形のミドルケースを挟み込むという特殊なケース構造を最大限に利用し、ミドルケースにピンクゴールドを挟み込むという新機軸のコンビケースを提案した。ケースサイドを見ないとコンビケースであることはわからない。そのつつましやかでさりげないところが、日本人の琴線に触れるのだ。

　そして今年は、ホワイトゴールド×ブラックセラミックという、クールでスタイリッシュなコンビが登場。“コンビケース＝華やか”という先入観は、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」によって完全に過去のものとなった。こういった「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の巧みなカラー戦略は、トレンドカラーである「ブルー」の使い方にも表れる。

　そもそも「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、ベゼルが非常に薄いので、腕馴染みの良い41mmケースでありながらダイヤルの面積が広く見える。インデックスや針もシンプルなので、よりダイヤルが目立つデザインになっている。そのためダイヤルの質感や仕上げのレベルが問われるのだが、そこはさすがのオーデマ ピゲ、美しいカラーダイヤルで時計の魅力をさらに引き出している。しかもバーガンディやパープルといったメンズウォッチではあまり見慣れない色を積極的に採用しているのも特徴。手元で色を楽しむ時計になっている。

　最新作となる「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、ホワイトゴールドケースにトレンドカラーのブルーを組み合わせた。しかも単調なブルーではなく、“スモークブルー”と命名したグラデーションカラーになっており、中央が明るく、外に行くほど暗くなっていくように演出している。そのため明るい場所と暗い場所でも時計の雰囲気は変化し、じっと眺めていたくなる魅力があるのだ。

　ブルーダイヤルの人気は、メンズファッションとの相性の良さに起因している。いうなればファッションと馴染ませることで楽しむ時計だ。しかし「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」のスモークブルーは、その色自体が個性となる。トレンドカラーだからこそ、違いを楽しむのが粋なのだ。さらに、付け心地の良いカーフスキンのライニングを施した、テキスタイル装飾のラバーコートストラップがスポーティかつエレガントな雰囲気を演出。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ

■26393BC.OO.A002KB.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■30m防水 ■￥7,150,000(税込)

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CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック

■15210BC.OO.A002KB.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■30m防水 ■￥5,115,000(税込)

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