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YOSHIDAで体験する、高級時計への旅 ~第89回~

夏の腕元を彩るラグジュアリーなオーデマ ピゲ5選

2020.6.5
■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■ロイヤル オーク オートマティック ■26331OR.OO.D821CR.01

文:篠田哲生 / Text:Tetsuo Shinoda
編集:戸叶庸之 / Edit:Tsuneyuki Tokano

※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

 AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)といえば、1972年に誕生した傑作「ロイヤル オーク」の人気が高いため、“スポーティウォッチ”の名門という印象が強いだろう。しかし1875年の創業以来、多くのラグジュアリーウォッチを作ってきた老舗でもある。それゆえ、腕元が軽くなる夏のシーズンに合わせて楽しむ、華やかでラグジュアリーな時計もたくさん揃っている。YOSHIDA 東京本店が選んだ今一押しの5本を紹介しよう。

色気ある腕元を作り出す
ゴールドの「ロイヤル オーク」

 “ロイヤル オーク=ステンレススティール”という先入観は、この際捨ててしまおう。

 人気モデルだからこそ差をつけるなら、ゴールドケースの「ロイヤル オーク」が狙い目だ。

 特にポイントとなるのが、8角形ベゼルにアクセントを加えるビス。ここはホワイトゴールド製なので(SSモデルも同素材)さりげなくコンビ素材となって、デザインにさらに華が加わるのだ。

 例えば、チョコレートカラーのダイヤルとピンクゴールドケースを組み合わせたクロノグラフであれば、41mmというサイズ以上の存在感があるので、Tシャツなどシンプルなファッションと組み合わせると、大人のカジュアルスタイルが完成する。

 ゴールドの「ロイヤル オーク」は、色気ある腕元に必須なのだ。


■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■ロイヤル オーク クロノグラフ ■26331OR.OO.D821CR.01

ロイヤル オーク クロノグラフ

ピンクゴールドケース×アリゲーターストラップでドレッシー表情に仕上げた人気のクロノグラフ。

■26331OR.OO.D821CR.01 ■41mm ■18Kピンクゴールドケース ■ブラウンアリゲーターストラップ ■自動巻き ■50m防水

パワーカップルのペアウォッチなら
「ロイヤル オーク オフショア」

 先行きの見通せない時代だからこそ、“絆”が求められるのだろうか?

 人生という有限の時間を共に過ごすパートナーと共に本格派の時計を楽しむカップルが増えている。かつては男性が機械式時計であっても、女性は可憐なクォーツウォッチを選ぶことが多いため、“ペア感”を演出するのが難しかった。

 しかし近年は女性も、機械式時計が持つ本物感やサステナブルな魅力、あるいは職人技などに興味を持ち始めている。こうなると俄然ペアウォッチが面白くなる。

「ロイヤル オーク オフショア」は、スポーティなデザインでありながらメンズもレディスもラインナップ。メンズモデルは力強いデザインで腕をラグジュアリーに演出するが、レディスモデルはカラーリングやダイヤモンドセッティングで華やかさを加えているので、辛口&甘口のミックス感を楽しめる。

 アクティブな毎日を楽しんでいるカップルにお勧めしたいラグジュアリーなペアウォッチだ。


■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ ■26401RO.OO.A002CA.02

ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ

ボリューム感のあるケースデザインとスポーティなラバーストラップ、そこにゴールドが重なることでクラス感がアップ。

■26401RO.OO.A002CA.02 ■44mm ■18Kピンクゴールドケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■100m防水


■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ ■26231ST.ZZ.D027CA.01

ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ

ベゼルにダイヤモンドが煌めくレディスモデル。これからの季節にしっくりくるブルーを基調にしたカラーリングに注目!

■26231ST.ZZ.D027CA.01 ■37mm ■ステンレススチールケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■50m防水 ■¥5,335,000(税込)

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最新のスタイルで差をつけるなら
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」

 腕時計が誕生して1世紀が過ぎ、デザインの進化は限界点に達している。歴史と伝統を継承しつつ、新しいスタイルを作り出すことは、かなり困難になっているのだ。だからこそ「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の存在には大きな意味がある。

 2019年にデビューした「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、一見すると王道のラウンドウォッチであり、細いベゼルを使うことで、名門オーデマ ピゲらしいエレガントさを引き出している。しかしこの時計を横から見ると、最新の工作技術を駆使した立体構造なっており、ラウンドケースの間にはアイコニックな8角形ケースが挟み込まれている。

 伝統は受け継ぎつつ、現代的にアップデイトする。それが「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」のデザインの面白い所なのだ。

 しかもこの時計は、昨年はブティックのみの販売で、2020年から「YOSHIDA東京本店」などでも扱うようになった。つまり、まだ知る人ぞ知るという状況であり、腕元に視線を集めることができるのだ。


■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ ■26393BC.OO.A002CR.01

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ

非常にシックなクロノグラフ。「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の入門機としても一押しの人気モデルだ。

■26393BC.OO.A002CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ブラックアリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水

周囲の時計愛好家からも一目置かれるなら
「ミレネリー」を

 女性の可憐な腕元を華やかせる小ぶりな宝飾ウォッチの人気は揺るがない。

 しかし存在感のある高級機械式時計に興味をもつ女性も、着実に増えている。女性ファッション誌での時計企画も増えており、多くのブランドが女性向けの機械式時計の開発を進めている。

 もちろん、オーデマ ピゲでもレディスウォッチを数多くリリースしており、「ロイヤル オーク」や「ロイヤル オーク オフショア」はサイズ展開を増やして男女で楽しめるようにしている。

 しかしレディスウォッチならではのエレガンスを楽しむなら、オーバルケースの「ミレネリー」に注目してほしい。

 優雅なケースやオフセンター表示の時分針で個性を引き出しているだけでなく、チクタクと振動する脱進機が、ダイヤル側からも見える機械的にもユニークな設計になっている。

 華のある時計でありながら、愛好家が好むメカニズムの面白さも兼ね備えている「ミレネリー」は、現在はレディスウォッチのみの展開。つまり女性だけの特権なのである。


■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) ■ミレネリー ■77247BC.ZZ.A813CR.01

ミレネリー

ひと目見て分かるデザインに加え、本格的な手巻き式ムーブメントが楽しめる。あらゆる意味で非常にラグジュアリーな1本だ。

■77247BC.ZZ.A813CR.01 ■39.5mm ■18Kホワイトゴールドケース ■ベージュアリゲーターストラップ ■手巻き ■20m防水

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【 連載コラム 】

ロングランの人気連載コラム。グレッシブが擁するベテランから気鋭のライターが、YOSHIDAが取り扱うタイムピースおよびブランドをご紹介します。時計の基本的な情報はもちろん、この連載ならではの様々な切り口で注目ブランドの魅力を解説します。パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロなどの人気ブランドから新進気鋭まで名店YOSHIDAならではの審美眼について特集を展開します。

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